重陽の節句

<Emmery Annexの過去ログ>
9月9日は、「重陽(ちょうよう)の節句」です。
昔、中国では奇数を陽の数としていたそうです。
その中でも最大の数である九が重なるのは、大変めでたい日ということになります。
そこで陽が重なる9月9日を「重陽」というようになったそうです。「長九(ちょうく)ともいうそうです。

この日は観菊の宴をして、菊を浮かべたお酒を飲んで長寿を祝うことから「聞くの節句」と呼ばれていますが、今使われている新暦では、菊の季節には早すぎますね。旧暦の9月9日は、新暦に直せば10月下旬。今年ですと、ちょうど10月30日にあたります。その頃だったら菊の花の盛りですね。新暦になって菊の花の季節とずれたこともあって、行事としてはすたれていったところがあるようです。

平安時代には、9月8日に菊で綿を覆い、翌日、露を吸ったその綿で身体をぬぐう「着せ綿」という風習があったそうです。これをすると若返りの効果があったといわれています。
露といえば、9月8日は二十四節気の「白露」でした。
満月と重なってタイムリーにアップできてませんが、明日にでも「白露」に関する記事をアップしたいと思います。

美しい暦のことば

美しい暦のことば

  • 作者: 山下 景子
  • 出版社/メーカー: インデックスコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本
 

 

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