熊蟄穴/魚厥魚群

<Emmery Annexの過去ログ>

今年の12月12日は、大雪の次候の「熊蟄穴(くまあなにちっす/くまあなにこもる)」
その名の通り、熊が穴にこもって冬眠するする時節です。
実際には、体温を下げるわけでも、機能を低下させるわけでもないので、生理学的には冬眠ではなく「冬ごもり」に近いのだそうです。そして、この間に子どもも産んだりすることもあるそうで、寒くて時間が止まっているようでも、穴の中ではゆったりと、あたたかな時間がはぐくまれているのかな、と思いました。

17日は、末候の「魚厥魚群(さけのうおむらがる)」
鮭が群がり、川をさかのぼっていく時節という意味なのですが、魚厥(けつぎょ)は、10~15センチほどの川魚である「追川(やまべ・はえ)」だという説もあるそうです。この魚も冬には群れて泳ぐのだとか。いずれにしても、冬枯れしていく時期に命を感じさせるものですね。


今年の大阪は、今のところ冬らしい寒さを感じることはまだないですね。次は冬至ですので、冬らしくなるでしょうか。

律動の月5日 KIN93/用心深さを安定させる 赤い月の空歩く者