桃始笑/菜虫化蝶

<Emmery Annexの過去ログ>
今年の3月11日は、啓蟄の次候の「桃始笑(ももはじめてさく)」
桃が咲き始める時候という意味です。
実際に桃の花が咲くのは、旧暦のひな祭りくらいですからもう少し先ですね。
中国では、桃は二千年も昔から栽培され、邪気を払う聖木として珍重され、桃の節句にこれを飾るのもここから由来しているそうです。また、昔は花が咲くことを「笑う」とか「笑む」とも言ったのだそうです。確かに花が咲いている様子は笑みに似ているかもしれません。

3月16日は末候の「菜虫化蝶(なむしちょうとけす)」
大根、カブラなどアブラナ科の野菜類を食べる菜虫(青虫)が羽化してモンシロチョウとなる時節という意味です。「啓蟄」が「地中から虫が動き出す」という意味の節気なので、ちょうどぴったりですね。

それにしても、暖かいまま春になるのかと思ったら、急に寒くなってますね。といっても通常の冬の寒さとは異なりますが。三寒四温のうちなのでしょうか。

銀河の月11日 KIN183/青い磁気の夜