さなぎ

<Emmery Annexの過去ログ>

本当は、一つ前のエントリで書こうと思っていたことです。
なぜか書かないままアップしてしまったのですが、久しぶりに会った友人に思いもかけず、この話をしたので、やっぱりアップすることにしました。

「菜虫化蝶(なむしちょうとけす)」は、青虫が羽化して蝶になるという意味。

蝶になる前はサナギの期間があります。その前には青虫の時代があります。
つまり、蝶はいきなり生まれるものではありません。
卵からかえって、青虫の時代は這って動き、たくさん食べながら何度も脱皮をくり返しながら大きくなります。そして、さなぎになるとじっと動きません。成長が止まり、死んでいるように見えるけれど、その内側では、蝶になって大きく飛躍する準備をしているのですね。
ふと、書いていて「はらぺこあおむし 」という絵本を思い出しました。

さなぎの期間は何もないように見えるけれど、停滞しているときこそ、大きく変化する前触れであり、力を蓄える時なのだと思います。自分がさなぎの時期だなんて、なかなか思えるものではありませんからじれったくてイライラするものですけどね。

銀河の月12日 KIN184/黄色い月の種