すかんち結成30周年記念! @梅田AKASO

1月27日、すかんちの結成30周年記念ライブの大阪公演に参戦。

タイトルは短くしましたけど、今回のツアーの正式名称は、

すかんち結成30周年記念!
オジタスの、謎のロックショウ。大作戦のさなかの大爆撃。
薔薇を持ってオペラに行くと、甘い金のチョコレート。スケッキヨ!2012-2013

なんて長いんや。。

昨年夏に、出産後に行けるかどうか。。と思いつつ、最初から諦めたら後悔すると、チケットは買ってありました。当日まで行くかどうか悩んだけど、ダンナ氏が快く送り出してくれました。が、出かけようと思っていたら昼寝をしていたベビーが目を覚まして泣き出したので、家を出ることができたのが開演5分前。
AKASOの近くまでタクシーを飛ばし、降りたらAKASOまでダッシュしました。
こういう時、開演時間きっちりから始まらないのは助かる。。
会場に入ったら、三文オペラROLLYが歌っていた「メッキ・メッサーのテーマ」がSEで流れていました。ギリギリセーフ!

整理番号的には、モッシュゾーンのいつもの位置、ベース(今回はサトケンさん)とROLLYの間の場所を余裕で確保できたのだけど、開演時間を過ぎてから入ったからそんな訳にいかず。うーん、どうするよ?一人だから、かき分けて前に入る?などと考えたのですが、ベビーが心配だからライブが終わったら物品購入して速攻帰りたい、という訳で、物品販売の机の真ん前に立つことにしました。そうしたら、ライブが終わった瞬間、並ばずに物品購入してホールを出ることができると。

今回はスタンディングのライブ専用の厚底ブーツを履いてこなかったので埋もれてしまいました。最近、近所しか出ないものだから、メガネをどこに置いたか忘れてしまって、持ってこれなかったけど、人に埋もれてステージが見えない状態だったから、あってもなくても同じでしたね。

なので、いつ、どういう風にメンバーがステージに出てきたか見えなかったけど、皆の歓声でメンバーが出てきたことが分かりました。

「OK, Baby Joe 」からスタート。
人に埋もれてステージのライトしか見えなかったけど、音を聴いてるだけで涙が出そうだったし、鳥肌が立ったなぁ。今回のライブ前に予習なんて一切しなかったけど、音を聴いた瞬間、身体が当時に戻ります。とにかく現場にいれるだけで良かったって思いました。

続けて「恋のT.K.O」会場の後ろの後ろだから周囲のノリは期待していませんでしたが、予想に反して歌声が聞こえてましたし、悪くはありませんでした。私は勝手に身体が動いてしまうので、一人で悪目立ちするかも、なんて思ったりもしましたが、そんなこともなく、間違うことなく歌っている男の人もそこここに。自分にとって、原点みたいな曲だから、こうやってライブで聴くと格別。

曲が終わったら毎度おなじみの「セニョール、セニョリータ」のMC。
そして、AKASOが元バナナホールであり、22年前に東京進出する前に開いたライブ会場だったことを話してました。
初めてバナナホールでライブを観た時、メニューに「エビアン」の文字を見て、新しいお酒かと頼んだら水だった、という話とか、後にすかんちのプロデューサーになった白井良明さんにデモテープを渡したのもバナナホールだったなど、バナナにまつわるエピソード。

ここでメンバー紹介もしてましたか。そこで、サトケンさんがこれまでとは逆の上手側にいることが分かりました。2月にShima-changが戻ってくるから、Shima-changの立ち位置を今からあけて待ってるって感じなんでしょうか。ROLLYがドクターのことを「謎の中国人」と言ってましたが、ステージが見えなかったから、どんな格好してたのかなぁ。

MC明けは「Mr.タンバリンマン
そして、すかんちのデビューシングルのカップリング「ウルトラロケットマン」レッドツェッペリンなんだと。どこかのMCで、すかんちがハードロック系かポップス系か、路線について悩んでいたところ、プロデューサーが「両方やったらいいじゃないか!」と言ってくれた、という話をしてましたね。

そして「恋するマリールー」 London, Paris .. の部分、Tokyoと歌うところをOsakaに変えてましたね。

ドクター田中のコーナー。ROLLYが、今日は妙に元気だと紹介。博多でのエピソードから
「上手前方の人たちは、呼吸を控えめに。後方の人たちは、吸う息は気にしなくていいけど、吐く息は大きく、前に空気が届くように吐いてください。」
とのこと。吐く息は、二酸化炭素の方が多いんじゃ?
グダグダなMCは毎度のことだけど、今回は「いくわよ、どこへ?」のフリもなかったです。
ただ、毎回演奏する曲は同じ、「恋人はアンドロイド
この曲の時はいつも、キーボードを文明さんに任せてドクターはマイクを持ってフロントに出てきてたけど、今回はどうだったのかしら。
やっぱりステージが見えないってのは、切ないなぁ。

恋のローラースケート」、「君は窓辺のパントマイム」と続きます。

ここで売れなかったインディーズ時代のアルバム、の話からライブ会場限定アルバムについての話があり、「恋のカリキュラマシーン」いたくスタイリッシュな曲になってました。

続けて「ロビタ」 演奏が終わった会場からのパチパチパチ、、の拍手にROLLYが「おとなしいね」と一言。や、ロビタみたいなおとなしい目の曲が終わった後に熱狂的な歓声があがるのは期待できないと思うのだけど。

10年ほど前、KISSの来日公演を永井ルイさんと一緒に広島まで観に行ったそうなのですが、ライブ盤では演奏後に熱狂的な歓声が入っている曲が終わった時、客席がパチパチパチと拍手したそうで、ライブ盤のイメージからガクっとなると共に
「バンドが歳をとったのと同じようにファンも歳をとったんだな」
と思ったのだとか。その話をした後、曲のエンディング風を演奏したら客席は思いっきり歓声をあげ「やればできるってことが分かった」とROLLY。「でも、持続力がないのよね」まぁ、確かにそうですな。20年来のファンとしても同じように感じます。てか、私自身も持続力が思いっきりダウンしましたわ。

このあたりでしたかね、参戦者の年代チェックをしていたのは。昔は27歳以上のロッカーはいなかったけど、バンドメンバーと一緒にファンも歳をとっていると。でも、最近は10代もライブに来ていると。10代から70代まで、どれだけ来ているか拍手でチェック。30代が一番多そうだったかな。親子参戦って感じの人たちも、そこここにいましたね。お客さんに男性が増えた、という話もここでしてたかな。前は「女の子」が大半だったけど、今は「女の人」になった、という話から、今は男の人も多くなったと。確かに昔に比べたら客席の男性率が高くなったと私も思います。
「男のお客さんが多いバンドは、ブランキージェットシティとハイローズだけと思ってたけど」
ROLLY

ギタリストとして文明さんが紹介され、ドクターもギターを持ったのかな?ちょっと確認できず。
「僕にクラシックギターを教えた名手」とオバリンも紹介され、多分、サトケンさん以外がギターを持ったのではないかと。曲は、「スローソンの小屋
ギターの人数が多いからか、イントロがやけに明るい「スローソンの小屋」でした。
オバリンがギターを持つのは、、と言われていたけど、2007年の筋肉少女帯と対バンやった時のアンコールでギターを弾いてたのを覚えてます。同じギターでも、オバリンが持つと小さく見えるって言われてたのでしたか。

次は、「仏壇返しにはかなわない」だったと思いますが、自信ない。別の曲だったかも。そして「恋のフェアリーテール
レターマン」では急に周りの合唱率が高くなって、すかんちをベスト盤で聴いてきた人が結構いるのかしら?なんて思いました。

恋の1,000,000$マン」では、ステージが見えなかったから何が起こったのか分からなかったのですが、二番はROLLYが歌わなくって、トラブルでも発生したのかと。
この曲が本編最後と分かっていたから、
「こ、こんな状況で最後の曲とするのかぁ?!」
と思ってましたが、アンコールの時にROLLY
「お札をまこうとしたら客席が歌いだしたから、どこまで歌うのかなと思ったら、ずーっと歌ってるし」
みたいなことを言ってました。延々と客席が二番を歌っていて、どこまで歌わすのかと。客が丸々歌って、ROLLYがその後ちゃんと歌って終了。

アンコールは、「最近、ステージでしゃべることを覚えました」と、オバリンのトークから始まりました。メンバーが一人一人、自分の活動についての宣伝をされます。オバリン、サトケンさん、文明さんはご自身のアルバムを手売りされます。みなさん、「買ってくれた方にはサインします。写メも」みたいな。オバリンが「会場を出る前に三人倒してから行けや」と言ってました。できるものなら私も三人倒してから帰りたかった。特に私はサトケンさんのベースのアルバム欲しかったのだけどなぁ。一刻も早い帰宅優先のため、諦めました。

アンコール1曲目は「マンゴージュース」文明さんがステージの前に出てきてマイクを振り回しているのが見えました。今回はステージから遠く離れていたから、安心して?見ることができました。(いつもマイクが飛んできたら当たる。。な場所にいてたから)

最後の最後は、「恋のマジックポーション」会場全体で大合唱でした。なんだかんだ言っても、これが一番売れましたしね。

「30周年が楽しかったから、31周年もやる!41周年、51周年。。」って、嬉しいけど、妙なキリ方やね。昔は、すかんちのファンって言ったら笑われることが多かったけど、最近はそういうとらえ方がなくなってきたようだけど、また「すかんち(笑)」となるように頑張る、などと、なんか分かるような分からないようなことを言ってましたが、最後、ROLLY
「2月9日、渋谷公会堂Shima-changも加えて6名で、是非! 元気にShima-changを迎えようじゃないか!!!」
と言って去っていきました。ベビーがいなかったら、間違いなく参戦してたんだけどな。

アンコールが終わりかけた時、身体の向きは半分くらい物販のテーブルに傾いてまして、物販が始まった瞬間、ライブ会場限定のアルバムを購入して会場をあとにしたのでした。

帰りもタクシーで自宅まで駆け込み。ベビーは、私が帰ってくる10分ほど前まで寝ていたそうで、ダンナ氏を困らせることはなかった様子。良かった良かった。
なにはともあれ、参戦させてくれたダンナ氏とベビーに感謝。