初めてのお見合い(その4)
お互いに釣書がなぜか到着しておらず、
互いの写真も見たことがなかったので、
どうやってお互いを認識するか?
というのが問題になりました。
アメリカの国内線のゲートで会うことにしたので、
日本人はそう大勢搭乗しているとは思えないのですが、
お互いに認識できなかったらシャレになりませんから。
古典的ですが、私は赤いジャケットを用意しました。
「赤いジャケットを着て飛行機の到着口で待ってます」
と言ったら彼は
「僕は吉本の名前なんだったか出てこないけど
<略>の背の低い方に似てるって言われてるよ」
と教えてくれました。
私はその<略>の背の低い方の顔がイマイチよく
分からなかったので、後で友達に聞いたら、
「<略>の背の低い方って、サルみたいな顔してる人でしょう?!」
とのお答え。
失礼ながら、その友人の発言にひいてしまいました。
そして、
吉本の芸人に似てる人もどうかなぁ。。と
思いながら当日を待ったのでした。
当時、私はすでにEmailもやってましたけど、まだまだ一般的ではない時代でした。
今みたいに簡単にメールで写真を送ることもできなかったし、
本当に顔を見たければFaxなんかで写真を送り合ったりしたら
良かったのでしょうけど、そこまでして相手の顔を事前に知っておきたい、
とはお互いに思わなかったようです。
会うまで知らない方が良い事って、いろいろとあるものです。
何かを知るたびに、それが会いたくない原因になるとイヤですしね。。