Bad Communication

会社に行くのに家を出ようとした時のこと。

「次に会う約束したの?」
「・・・また電話かけてくるって言ってはったけど。。」
「どうするの?」
「テンポが違いすぎて、一緒にいるとイライラすんねん。」
「そんな感想、言ってこないから!」
「・・・断ってもらえへんかなぁ。。。」
「それはアンタが決めることでしょう。」
「・・・会ってると疲れるねん。。
 何回か会ったら慣れるのかと思ったけど、慣れへんもんは慣れへん。」
「今日、返事を聞きにきはるんよ」
「断ってほしい。」


家を出てから、いろいろと思い出して「furious」な状態になってしまう。
日曜、月曜と睡眠をどんなにとっても、疲労困憊な状態から抜け出せなかった。
とりあえず、母が今回の縁談を断ることを了承したので少し安堵して、
気分が多少は切り替わって、B'zを歌いながら会社に向かう。

         ツライつらいとわめいてるばかりじゃ 心にしわが増えるだけ
         ふたり だから楽しく踊ろよ

         愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
         太陽が凍りついても 僕と君だけよ消えないで

         つないだ手なら離さない ふりしきる雨の中で
         ほこりまみれの絆も 輝きはじめる

         愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
         太陽が凍りついても 僕と君だけよ消えないで
         今だから 好きなんだから あきらめながらは生きないで
         他人(だれか)の血が流れても 一途な想いをふりかざそう

         B'z 「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない



会社が終わっても、家に帰るのは億劫だった。
逃げ場も身の置き場もないからね。
だからといって、帰らないわけにもいかないので帰ると、
母が「今日は疲れた」と言って横になっていた。
あのお見合いおばさん相手に断るのも大変だったんだろう。
申し訳ない思いというか、罪悪感にかられたりする。
だからといって、生理的に受け付けない見合い相手と結婚を承諾するなんて
更にできない相談である。
本人がやる気のない見合いは、誰にとってもハッピーエンドにならない。
やっと9回目の見合いを終わらせることができたという安堵よりも、
後味の悪さが尾を引いている。





Well I really don't know how to say but … I guess I love you.