big river

テアトル梅田に「big river」を見に行ってきました。
ベルリン国際映画祭の招待映画ですね。
オダギリジョーが全編英語で、というのに興味がありまして。
あと、舞台がアリゾナのロードムービーってことで、アリゾナはアメリカで生活している頃、何度も旅行で行きましたからね。

世界中を旅しているバックパッカーのテッペイとパキスタンから妻を探しに来たアリと移動式トレーラーハウスでアル中の祖父と生活しているサラ
そんな異なる国籍の3人が偶然出くわして織り成すロードムービー
それぞれが抱える孤独感が、奇妙な出会いによって埋め合わされたり、埋めきれなかったり。

乾期のカラッと晴れた青いアリゾナの空の下ではなく、雨期でもある冬の曇った空の下で、気が遠くなるほど広い荒野で繰り広げられるストーリーにザラリとした何かを感じつつ見ていました。
ネイティブじゃない人の英語がたくさん出てくるので、どんな風にしゃべるんだ?
と、英語のセリフに耳をそばだててることの方が多かったかもな。
映画そのものは、ハッピーエンドでもバッドエンドでもない、この先はどうなるんだろう。。と思わず想像したくなる終わり方をします。

オダギリジョーは、期待通りでしたね。
世界中をまわっているバックパッカーにしては、キレイ過ぎだけど。
サラ役のクロエ・スナイダー嬢のスタイルの良いこと!
オダギリジョーと並ぶと彼女の方が足も長けりゃ背も高い。
でも、陽気なアメリカ娘じゃなくって、陰のある様子がなかなか良かったです。

見終わって、すかーっとする映画ではないので、その辺りはご注意を。