Coyote No. 4

一日に3冊雑誌を買っちゃった日の2冊目
Coyote」No. 4 ハワイ・ローカルヒーローへの旅
スウィッチ・パブリッシングから出てます。
そう、あの「SWITCH」だしてる出版社の雑誌です。
Coyote」は、「SWITCH」ともども、イイ味出してます。

私の父は、若かりし頃ハワイ大学に短期留学していたので、
ハワイが第二の故郷で、カラオケの十八番が「憧れのハワイ航路」
という分かりやすいお方である。

父からずっとハワイの話を聞いていたのと、片岡義男の小説が
大好きなせいもあって、私もハワイ好き。
これまで3回行ったかな。でも、最後に行ってから10年たちます。
日本人が多くて、お買い物ばっかりのワイキキはあまり好きじゃない。
行くならできればオアフ島以外が望ましい。オアフなら、ワイキキを外したい。
ワイ島には行ったことないから、ハワイ島のひなびた所に行ってみたい。
ヒロに行ってみたい。
私の部屋には、いつからか分からないけど、溶岩を彫ってつくられた
カメハメハ大王の立像が飾ってある。
本当は父の持ち物のはずなのに、いつからだったか分からないけど、
気が付いたら私のそばにいつもある。
ハワイで生きていた時代があったから、カメハメハ大王
私によってくるのやろか。

あぁ、Coyoteの話から外れてしまいました。

サーフィンの世界の美しさをより知るためにヨガを習うジェリー・ロペス
ミュージシャンでもある、ジャック・ジョンソンがノースショアを離れられない理由
トゥイン・サーフィンの先駆者であるレイアード・ハミルトンなどなど
トップ・サーファーのお話がたくさんあり、サーフィンに疎い私には
はぁ、とか、ほぉ、といった感想ばかりなんだけど、
いくつかあるビッグウェイブ・サーフィンの写真に既視感を覚え、
思い出したのは、幼い頃、両親の寝室に飾ってあったサーフィン風景の
写真のポスター。
そういえば、全部ビッグウェイブ・サーフィンの写真だった。

サーファーのお話だけじゃなくって、ハワイ大学海洋学部のお話とか、
ヒロのお話とか、よくある雑誌のハワイ特集にあるようなお買い物情報とか
宿泊情報なんかはない、そっけなさが良かった。

あまり知らないはずなのに、奇妙な懐かしさを感じたのは
幼い頃から何度も父からハワイ留学時代の話を聞いていたからかも。
久しぶりに片岡義男の小説を読み直してみたい、
そんな読後感を残した雑誌でございました。