Oops!

お茶のお稽古は、冬なのにカリキュラムの都合、風炉のお点前を練習しておりますが、順調に進んでおります。
風炉は柄杓の扱いが独特だから、途中で「えーっと。。。」ってなることは、やっぱりあるのですけどね。

ジーンズもOKの教室なんですけど、お稽古ではやっぱりキチンとした洋服で行くことを心がけてます。
そうでないと、なんだか落ち着かないんですよね。
そして、白いスカートではお茶のお稽古に行かないことにしてました。
でも、お点前の流れを考えて、スカートをお抹茶で汚すことはないと判断して、禁断であった白いスカートをはいていった日・・・
・・・思いっきり、やっちゃったんである。

お棗からお茶碗にお抹茶を入れた後、何をどうしたのか、膝頭にお抹茶をこぼしてしまったのでした。
今、思い返してみても、どうしたらお抹茶が膝頭に飛ぶのか分からない。
お点前をしたことがある人には分かると思いますけど、お茶碗の脇でお茶杓を使ってお抹茶をすくって入れて、お茶杓をお茶碗にコツンと当ててお抹茶を落としてからお棗のフタをします。その間は一定の姿勢をしているからお抹茶がのった状態のお茶杓が膝頭に移動するハズがありません。
でも、何をどうしたのか、見事にというか、お約束のようにというか、白いスカートの上にお抹茶をこぼす(><)という失態をしてしまったのでした。

内心、焦り狂ってましたけど、お点前の最中だから涼しい顔をして軽くスカートの裾をはたいて、手を上に置いて見えないようにして
「うわーっ、やってもーたー!!!」
って思ってました。

その日は初めて担当していただく先生で、私のお点前を見て、
「ここでお茶を習う前に他のところで習っていたでしょ?お水差しを持って茶道口に立っている姿をみた時点で分かりました。お点前をしている時の姿勢もとっても良いですよ。」
なんて、とってもとっても嬉しいお言葉をかけていただいたのですが、心の中では大焦り。

お点前が終わってから水屋でお抹茶を必死になって払って多少は目立たなくなったのですけど、新しいスカートだったのにぃ。。
まぁ、お約束ですな。

失態のおかげで先生のお褒めの言葉の嬉しさが半減しちゃったけど、それでも、たたずまいでお茶をやってきたのが分かるなんて身に余るお言葉でした。
日常でも、もっと優雅に振る舞いたいものです。