サシで勝負せんかい!

ウエちゃんのblogで「押しピン」が東京では通じないって話を読んで大学1回生の時に起こった衝撃的な出来事を思い出してしもたやんか。

それはサークルのBOXで写譜をしている時のこと。
五線譜に小節線を上から下まで一気に引くのに30cmの「定規」が使いたかったので、近くに座っていた先輩に
「そこの『さし』貸してください」
と言ったところ、
「『さし』?何それ?」
と返事があって、まさか『さし』が通じてないとは思ってないので、ちょっと意地悪されたのかな、と、手を伸ばして『さし』を手にとって
「これ貸してください。」
と改めて言ったら、
「これ、『さし』って言うの?」
と笑われたのでした。

私は『さし』ごときでなぜ笑われなくてはいけないのか分からず、バカにされたとキーッとなって
「『さし』じゃなかったら何て言うんですかっ」
と問うと
「これは『定規』って言うんだよ。」
と訂正されたのであった。その上、
「『さし』って聞いたら『サシで勝負せんかい』って感じじゃない?」
などと、京都にある大学であるにも関わらず、不幸にもその時、BOXには関西人がおらず、関東人の先輩しかいなかった為、延々と『さし』をネタに笑われたのであった。

私が悔しさ?のあまり、
「ここは関西じゃー!!!」
と叫びたいのを堪えて顔を真っ赤にしていたら
「あ、『定規』って『ものさし』、とも言うよね。」
と助け船?を出してくれたのは広島出身の先輩だったような記憶がある。

なんせ、そんなこんなで『さし』が共通語ではないことを知ったのでした。
こんなアホなネタを10年以上経っても誰に何と言われたか覚えてるなんて、私もイケズな人間である。
きっと、言った本人たちは絶対に忘れてると思う。
それにしても、共通語と思っていて関西弁だったりすることって結構あるよなぁ。