空の魅惑

今年も神戸までルミナリエを見に行ってきました。

雨が多くて、どうしようかな?
と思っていたのですが、金曜日は奇跡的にお天気が良くて仕事も早めに終わったので、行くしかない!と、会社帰りに新大阪からJRに乗り換えて元町まで直行しました。
なんでか今年も「ハラ減った。。」と思いながらのルミナリエ鑑賞。

今年は去年よりも1時間程度早く着いたため、元町からぐりぐりと歩いて歩いての入場となりましたが、そんなに混雑はしていなくて、スムーズに進みました。

やっぱり道を曲がってフロントーネの光が見えた時の感激は何とも言えないです。f:id:Emmery:20061215202749j:plain


今回のテーマは「空の魅惑」
フロントーネは「夜空の誘い(よぞらのいざない)」
ガレリアは「きらめきのストラーダ

常日頃は普通の商店街が光のマジックですね。
なんと美しいのだろう、と、光とともに悪いものも流れ出していくような気持ちになります。ルミナリエは電気照明を用いた幻想的な光の彫刻だけでなく、流れている音楽も素敵です。光を眺めながら歩いているうちに、気持ちまでもが厳かなものになります。

ガレリアを抜けた後に待っているスパッリエーラは、「夜空の魅惑」
去年と同じく、次々と人が鳴らしていく鎮魂の鐘に、なんとも切ない気持ちになります。鎮魂の思い、とでも言うのでしょうか。

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ここで改めて、ルミナリエ阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めると共に、都市の復興・再生への夢と希望を託したイベントであることが思い出されます。
震災の後、微力ながらボランティアに参加した時の衝撃は、いまだに忘れられるものではありません。

今の時期、いろんな場所で美しいイルミネーションが楽しめるようになった。
でも、このルミナリエはそれらとは一線を画すものだと思うのです。

「一人で行ったから誰かと感激を共有できなかったのが残念」
って思っていたら、去年も同じことを書いてたことに気づいて、状況の変化のなさに。。orz

スパッリエーラの中で、ルミナリエの光の彫刻を見ている人たちの顔を眺めていたのですが、みなさん、本当に素敵な顔をしていました。
直前までは険しい顔をしていたかもしれないけれど、光の下では、なんとも良い顔をしていて、見ている方の笑顔をたくさん心にチャージしてきました。

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そして、ルミナリエは、ただのデートスポットに終わらない、終わらせてはいけないイベントだと改めて思った次第。

今年は21日(木)までですので、お早めに!