スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

なんばパークスシネマで「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ」を見てきました。

タランティーノくらいレンタルしとかなきゃ なんて
殴られた記憶もロクにない癖に♪
と西川くんの曲を歌いながら見に行って、でも、映画館で1回見たら十分やろ、な、映画その2弾。それでもタラが好き!の巻。

三池崇史監督が日本で、日本人の役者に英語を話させて、時代劇とウェスタンを融合して作った、なんともぶっ飛んだ設定の映画です。
イタリアで作られたウェスタンが「マカロニ・ウェスタン」なんで、日本で作られたウェスタンは「スキヤキ・ウェスタン」になるらしい。
日本人ばっかりの中に、タラが出てくるの。タラ、良い味だしてたなぁ。
衣装がまたウェスタンと和のコラボになっていて、なんとも見応えありました。

全体的には、「Kill Bill Vol.1」の逆版ですかね。
エセ日本が舞台で、ルーシー・リューが片言の日本語を話していたことを考えたら、こちらの方が立派。アニメが挿入されたりしたところとか同じだなぁって思いながら見てました。残忍さもさることながら、ツッコミどころも満載でした。
根畑でNevadaかよ、とか。
テーマ曲は北島三郎が歌ってるし。

前から、銃を使ってドンパチやってるのを見るのは性に合わないと思ってたのだけど、今回実感しましたねぇ。刀や剣でチャンチャンバラバラやってるのとか、肉体勝負!な
マーシャルアーツ系は好きなんですけど。チャーリーズ・エンジェルみたいに、銃は使わないっての性に合うようです。

ついつい、伊藤英明ってさ、マジックマッシュルームで飛んだ人よね、とか思ってしまったのだけど。
佐藤浩市がずっと口を半開きにしていて、強いんだか、ただのアホなんだか分からないような怪演っぷりが一番だったかなぁ。
伊勢谷友介は、初めて見たのだけど、モデル出身だけに美しいですね。美しいが故に残忍なのも似合う!
ネタバレするから書かないけど、桃井かおりがスゴかった。うぉー、かっこえーって思いながら見た。
堺雅人は、新撰組のイメージのまんま登場、かな。

書いてしまうとネタバレになるからもどかしいのだけど、先日の「プラネット・テラー in グラインドハウス 」に通じるシーンがありましたねぇ。男の人には痛いシーンなんですけど。その後、石橋貴明が、、って、書きたいけど、書いたらあきませんな。

とはいえ、ネタバレ承知で一番笑ったのは、タラが
「スキヤキの甘さは砂糖で取るんじゃない、白菜の出汁から取るんだベイビー」
って言うところ。スキヤキの甘さはネギからじゃないの?って思わず画面につっこんでしまいました。我が家のスキヤキは、白菜はネギが足りない時の代用扱いで、あんまり使わないんだな。

最後のオチがねぇ。。
そう、それで「スキヤキ・ウェスタン」と「ジャンゴ」なの。。
って思ってしまった。アメリカ→日本→イタリアと循環するってことか、
などと、勝手に解釈してしまいました。

残念だったのは、パンフが売り切れで買えなかったこと。シクシク(T_T)
今時は公式サイトに掲載されていることがほとんどとはいえ。。
他の映画館にパンフだけ買いに行こうかな。

これも万人には勧めません。
Kill Bill Vol.1」を観て大丈夫だった人は大丈夫です、多分。