大奥 第一章 スペシャル

平日はドラマを見ることができるような時間に帰ってこれない為、
どうしても見たいと思ったらビデオ録画するしかないので、
めったと平日の連続ドラマは見ない私ですが、途中からとはいえ、
この「大奥 第一章」は見ていたのです。
今回はスペシャルということで、やっぱりビデオ録画して週末に鑑賞。

本編を見ている時、瀬戸朝香さんの演じるお万の方がとても好きでした。
どことなく悲しみや憂いといった陰の部分も垣間見えるけれど、
凛として気丈で慈悲深く、一言一言噛み締めて話す様子や所作、
居住まいになんとも言えず惹かれるものがありました。
スペシャルでは、春日局亡き後の大奥取締役でしたので、陰影の部分が
消えた感がありましたが、代りに母としての顔もちらりと見え、
より心の温かみが感じられて、個人的にはとても惚れ惚れしながら
見ておりました。
なれるもんなら、あんな風になりたいと思います。

そういえば、ちょうど尼僧からお万の方として奥入りした頃から
ドラマを見始めたのを思い出しました。

ドラマの筋書きとしては、回想と現在が織り混ざりながら、春日局
別のエピソードを描き出す、といった感じだったのですが、
時代が時代、そして環境が環境とはいえ、数多の女性がたった1人の
男性の為に仕えるというのは、まともな神経じゃ、やってられなさそう。。
と思いながら、でもなんとなく身につまされるような気持ちになりながら
見てしまいました。
男の人には感情移入しにくいドラマかもしれないですねぇ。