旅立つ人

社内の「ダーリンは外国人」なオペレータ嬢が今日で最終日。
外国人のダーリンが帰国したいと言い出したのだけど、帰国しても不況で仕事がないから、それならば2年ほどかけて世界旅行しようということになったらしい。

二人ともまだ20代だもんな。若いからできることだ。
私も20代のアメリカ留学時代、一人で1ヶ月以上かけてアムトラックに乗ってアメリカ横断旅行をしたことがある。
振り返ってみて、よくできたなぁ、と、感心する。
あの時代だったからできたことだと思う。

イマドキやなぁと思ったのは、ブログを開設してから出かけるらしい。
世界で使える携帯を持って、場所場所でアップしていくのだとか。
私がアメリカ横断をしていた頃にブログがあったらなぁ。
ノートに書き留めたことをアップできたら面白かっただろうに。
10年ちょっと前のことで、当時すでにインターネットは使えていたけど今みたいにお手軽にブログにアップとかなかった。
デジカメもなくて、フィルムで写真を撮ってた。
(そういや、アドレスも忘れちゃったけど、ほんの少しだけアメリカ横断旅行のHPをずーっとずーっと前に作ったのを思い出した。。)

1ヶ月も旅をしていると、移動することに疲れて定住したくなったので、1年以上の旅行なんて想像もつかない。
サンフランシスコに帰り着いた時、あ~、戻ってきた~って思ったもんだ。
一人じゃなくて二人旅だと、また違うのかな。

餞別代わりに私のアメリカ横断旅行の話をしたから、久しぶりにアメリカ時代を思い出して懐かしんでいた。
いつかまた、訪れることができるやろうか。
私にとってサンフランシスコ・ベイエリアは、行くというよりも、気持ちの上では帰る場所、かな。
オペレータ嬢は、アメリカで学生生活を送っていたこともあり、アメリカ生活の話とかで時折、盛り上がれる間柄でもあった。
「Emmeryさんとの仕事は好きでした。」
なんて最後に言ってくれて、淋しいけど嬉しかった。