綾戸智絵@ホテル・ニュー・オータニ大阪

ひょんなことから綾戸智絵のディナーショーに行くことになり、初ディナーショー体験をしてしまいました。
10月末に初「綾戸智絵」体験してから、あまり時間をおかずに再度、生の綾戸智絵の歌と演奏を聴けるなんて、とってもラッキーでした。

チケットもえらくゴージャス

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年内最大の山場といえる忙しい日でしたので、ディナーの時間に間に合ってつける訳がなく、母にエラク叱られたのですけど、仕方ないですわね。

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当日の綾戸智絵さんは、黄色のブラウスと黒いパンツ。
タイガース・カラーなんだそうです。
「今日は大阪だから言葉の壁がないから嬉しい」
と何度も言っておられました。
ご存じの通り話をすると、ただの大阪のオバチャンですからね(笑)

「天は二物を与えず、というけれど、与えてしまった。。(大きな声で)音楽と。。(低い声で)。。お笑いと」
なんて言ってたりして。
コンサートなのに話が弾みすぎて曲がこなせなくなるんじゃないかと思うこともあるそうなんですけど上には上がいて、さだまさしさんは、もっとスゴイらしい。
コンサートで話が弾みすぎて、5曲しかやらなかったことがあったとか。

ピアノで弾き語る姿は本当に気迫に満ちあふれていて、歌う声もソウルフルで心に迫ってきますね。歌を聴いているだけで、ウルっとしてしまいました。
「Only You」や「It's Only a Papermoon」といったスタンダードでなじみのあるものが大半でした。

途中で数曲、男性ピアニストが登場しました。
名前を忘れてしまったけど、私と同じ歳なんでスゴイなぁって。
「男前のピアニストと音の良いピアニストとどっちがいい?って尋ねられて、『おとこま・・』まで言いかけて、思い直して『音が良い』にしました」
なんて、どんな醜男(失礼!)が出てくるのか?と思わせるトークが続いた後、実際に出てきたピアニストの顔を私の視力では見ることができなかったけど、周りの反応では「結構、男前やん。」でした。綾戸智絵の歌に気持ちよく添うピアノでしたね。

「思い出のサンフランシスコ」では、内容を思いっきり大阪に変えてマイクを持ち替えて、ステージから降りてきて会場でお客さんと握手をしながら歌ってました。母は通路側でしたので、しっかり綾戸智絵に手を差し出して握手してもらってましたね。
帰りは「どこから来たの?」ってお客さんに歌いかけて、返事を聞いたら、その反応を歌ってしまうという、なんとも愉快なものでした。

ディナーショーですので、食事もお酒も楽しんだ後にショーが始まるので、中にはほろ酔いで、うつらうつらと眠ってしまっていた人もおられたよう。めざとく見つけて
「いいんですよ。夢の中で私を独り占めですから」
とか目を覚ましたのを見て「おはよう!」なんて言ったりして。

他にもカーペンターズをカバーしてみたり、Jazzって聞くとこんなイメージ?なんて5拍子の「Take 5」を歌ってみたり、バラエティに富んでいたけど、何を歌っても「綾戸智絵」カラーになるあたりが彼女のスゴサだなぁ、と感心することしきり。

本編のラストは「Amazing Grace
とても好きな曲なので、嬉しかったです。
ここまで肉太でソウルフルな「Amazing Grace」は、初めて聴いたかも、です。

アンコールでは、クリスマスのディナーショーだから、やっぱりクリスマスソングを歌うことにしました。
と言って、「きよしこの夜」
歌う前も、「きよしさーん、おられますかー?」
って呼びかけておられました。
「いたら、きよしさんに、どの夜なのかこの夜なのかあの夜なのか尋ねてみたい」って(笑)


最後はおなじみの「テネシーワルツ」
何回聴いても素敵ですね。
この曲を聴いたら、みなさん満足〜♪って感じで、ささーっと席を立って帰っていかれたのに、ちょっと驚きつつディナーショーってこんなもんなのかなって思いました。
コンサートだったら、言葉は悪いけどしつこいくらい「アンコール」があったりするじゃないですか。
そういう余韻はなかったけど、素敵なショーでした

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