息子と不思議な散歩

息子は意思がハッキリしていることが多く、少々厄介なことになることもあります。

時々、親の意思ではなく、息子の意思に従って行動してみることがあります。
それがなかなか面白かったりします。食事するお店とか、息子なりに「ここ」と思って行くようですし(行ったことないお店には行きません)

とある夕方、遅めのお昼寝から目覚めた息子は泣き始めました。
遅めのお昼寝のため、目覚めたら夕方だったりすると「夜になっちゃった」と泣くことが多いです。

「地下鉄で心斎橋に行って、おじいちゃんの誕生日」と、息子が主張するので、何がなんだかよく分かりませんが、とりあえず息子の主張通りにすることにしました。

息子は家から地下鉄の駅まで行き、それもいつもの入り口ではなかったから、意図的だったのでしょう。電車に乗って心斎橋で降りると、息子は迷うことなく地上に上がって、御堂筋を難波方面にテクテクと歩いていきます。
時折、ハイブランドのショーウインドーをのぞきこんで「ほぉ。」と言ったり。
果たしてどこに行くつもりなの???と思いながら、息子の行くままについていくと、以前、私の両親との食事会で使ったことのあるレストランがあったビルの前で
「おじいちゃんの誕生日どこ?」
と言い出しました。

翌日、ダンナ氏の両親と会う予定だったので
「おじいちゃんとおばあちゃんとは明日、天王寺で会う約束してるのよ」
と言うと、やっと納得してくれました。

息子の主張は一体、何だったのでしょうか。
前に皆で行ったおいしいお店に行こうと思ったのかしら。よく分かりません。

その後、息子はテクテクと息子は南下を続け、ふと思い出したように「おなかすいたー」と。
家には夕ご飯の準備をしてありましたが、夕ご飯の時間が近づいていたので、難波で軽く食べさせてから帰ることにして、そのまま難波に向かうことに。

道頓堀まで来たら、道頓堀川が「とんぼりリバーウォーク」として整備されて川沿いを歩けるのを見て息子大興奮。お腹すいたことを忘れて両岸を歩き回り、観光客のマネしてグリコのネオンをバックに写真も撮りました。(これも息子のリクエスト!)

難波まで到着したら、ストリートミュージシャンの歌を聴いてその場から動かなくなったり。(気に入ってもっと聴きたくなったようです)

結構よい時間になったので、ダンナ氏に電話して会社から難波に来てもらって、最終的には家族で夕ご飯を食べて帰ってきました。

息子の中では、確固たる何かがあったようですが、母の私には最後までつかみきれなかった外出になりました。こんな感じで、どこに連れて行ってくれるんやろ?な散歩を時々、楽しんでいます。
といっても、行きっぱなしで帰るところまではいかないから、行った先で帰るところは促すのですけどね。