空きっ腹にモッシュ

何年ぶりの再会だったかわかりません。
最後にROLLYに会ったのは、いつだったか忘れたけど、
ロッキー・ホラー・ショー」を見に行った時です。
最初に書いておきますと、すかんち再結成はありませんでした。

とりあえず、会場に入って荷物をおける場所があるかどうか見渡した
瞬間は悩みましたけど、迷わずモッシュゾーンに行きました。
ROLLY見るのは、やっぱ、モッシュしかないでしょ?
特に理由は無いのですが、モッシュに行くときは中央よりやや下手側に
いつも行ってしまいます。岡村ちゃんの時は、やや上手を選ぶけど。
荷物を預ける場所が無いので、みんなカバンを下げていて、
マジで?カバン持ってモッシュ?!と思ってしまいました。
私も会社帰りでカバンありましたんで、たすきがけして両手が空くように
調整してのぞみました。周り見て、ファンも歳とったと思いました。
「いつものお下げ髪を今日はといて、ボクの花嫁さんになってもらえませんか?」
の言葉を真に受けて、ROLLYに恋をしてしまった当時女学生だった私も30歳過ぎ
ましたからね。。背広姿の男性も、ちらほらいました。

モッシュは女の子ばっかりでした。男の人もわずかにいたけど。
ROLLYが出てきた瞬間、みんなからふわっと甘い香りが漂って、
女の子ばっかりのモッシュなんだぁって実感しました。で、その香りに
別な意味、萌えそうになりました。はははー。。

久しぶりに見たROLLYは、歳はとったけど変わらず素敵でした。
カラコンの瞳に、ROLLYじゃなきゃ着こなせない衣装。
まさにオンリーワンな存在のROLLYがそこにいました。
ROLLYに恋していた頃に戻って、私、夢中でROLLY! ROLLY!って叫んでました。
曲が始まったら、当時に戻って跳ねて、コブシ振り上げて、歌って踊って。。
もし、その姿を普段の私を知る人が見たら、多分、ほとんどの人が抱いている
Emmeryさん像が、ガタガタと音をたてて崩れたんじゃないでしょうか。。
岡村ちゃんのライブでも、「岡村ちゃーん!」なんて恥ずかしくて声出せなかっ
たりするのだけど、恥ずかしいなんて気持ちぶっとんで、叫んでましたわ。

本当に、懐かしい懐かしい青春の1ページの再現でした。
「セニョール、セニョリータ。。」から始まるMCも変わらずでしたし。
他の地域でのライブは知りませんけど、大阪の客はむっちゃ気さくに話しかけますね。
みんなの熱気ですぐギターのチューニングが合わなくなって、調整をする時間が
結構あって、その時はみんないろいろと話しかけて、思わずROLLY
「何言うのか忘れた。。」とぼやいたり。
みんな、思い思いにROLLYに声をかけて、かかった声にはきさくにお返事して、
会話してましたね。
「(昔は)ギター少年やった」という声に
「誰に憧れてたの?」と問うて
ROLLY!」と答えたら、あちこちから
「俺もやで!」の声。
「今は誰に憧れてるの?」のツッコミになかなか返事が起こらず
会場が失笑の嵐にのまれた挙げ句
「今も(ROLLY)やで!」なんて。

「(15周年)おめでとう!」の声が会場からたくさん上がった時、
ROLLYカラコンの奥の瞳が一瞬、赤くなってました。

東京に魂を売ってしまった、と言いながらも、放出中古車センターや
グランシャトー、パルナスなどなど、関西ローカルのCMソングを次々と歌って
「このCM今も流れてる?」と客にききまくって
「やってる!」「やってない!」のツッコミが入ったり。
「今夜は特別」とオチのないROLLYギター侍とか、ライブならではですね。

イヤリングを外したら、すかさず
「(耳)痛いのん?」って声がかかって、
「イヤリングってつけてから1時間くらい経ったら耳が痛くなる」
なんて思わず素で返事してるROLLYがいたりして。

アンコールの時に使っていた「ROLLY」のギター、懐かしかった。
思わず、「懐かしい!」の声があちこちから聞こえたかと思ったら隣で
「同じの買ったで!」の声が。
高校生の時にバイトして買って、おとんに怒られたんだとか。
「え、まじで?」に「マジでマジで」と、客同士も会場で会話してんの。

ROLLYは、「いつもこれくらい客が来てくれたらなぁ。2年前のライブは今日の
3分の1くらいだった」とか、今後の予定で東京方面のイベントになると反応が
鈍くなる我々観客に、ややボヤキ調ではありました。

モッシュは、結構おとなしめでした。
カバンを肩にかけた女の子が多かったもんねぇ。
始まった瞬間、前に入ったのだけど、ROLLYが安定して見える立ち位置を確保で
きなかったので、少し下がって前に入る機会をうかがったのだけど、友達連れが
多くて、みんなお行儀良いものだから、私も行儀悪く割り込むことができず、
なかなか入りこむチャンスなく過ぎてしまいました。前に行けたら良い、っても
のでもないんで、そのことに関して不満もなく楽しんでました。
でも、本編最後の「恋の1,000,000$マン」の時に、頭のどこかがプツっといって
しまって、夢中で前に行ってしまいました。そこからラストまで、おせおせの
モッシュを久しぶりに体験しました。すかんち時代、ずっとモッシュで見てたか
ら、モッシュで当然、だったかな。
マジなモッシュで、かけてたメガネが飛んでいきそうになったんで、アンコール
ではメガネも外してしまいました。もう、メガネが必要ないくらい近くでした。
本気で高校生、大学生時代に戻ってモッシュを堪能しました。
2時間半、コブシあげてずっと跳ねてた自分の体力に驚きました。
明日か明後日になったら筋肉痛になるのかね?

今回は、絶対にやると信じて疑わなかった曲がありませんでした。
Eggmanではやったと報道されてた曲ですけどね。
9月に大阪には大きなプレゼントがあるかも、と言ってましたんで、
次につなげるために、ファンを満足させない為にわざと外したんじゃないかな。
9月に大阪であるかもしれない大きなプレゼントって何やろ?
今度こそ、すかんちが大阪で再結成か? 楽しみです。

今回はネタバレ防止で、セットリストは出しませんでした。
あんまりよく覚えてないのだけど、金曜の晩にでも演奏した曲レポでも
アップしようかと思います。