京都にて

友人の結婚式で京都へ。
会社が繁忙期に入った為、帰宅が遅い上に疲れた状態だったから準備もままならず、当日の朝早くに起きてバタバタしてました。とりあえず、常日頃やってないことは簡単にできないですね。
髪をアップするのに手こずり、とりあえず会場でなんとかしようと京都へ向かいました。御堂筋も京阪特急も爆睡だったなぁ。


雲ひとつない本当に良いお天気で絶好の結婚式日和でした。

結婚式はホテルのチャペルで執り行われたのですが、外資系ホテルだからか司祭が外国人なんですね。
妹の挙式の時も思ったけど、どうして中途半端に英語を使ったりするのかしら。なんだか不思議。
キリスト教の結婚式は、学生時代に大学や同窓会館のチャペルで何度か参列したことがあって、賛美歌もなんとなく覚えてたのだけど、今回は知ってる賛美歌じゃなかったです。

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花嫁の姿を見たら、それだけで涙が出そうになってウルウルしながら涙を必死になってこらえておったのですが、隣のSnoring-dogくんも同じ状態だったらしい。

私が結婚式を挙げる時(って、いつなんだろう)は、神社がヨイです。
夫となる人がキリスト教信者だったら話は別だけど、ドラキュラじゃないけど十字架が苦手ってのと、キリスト教信者でもないのにチャペルで挙式ってのはどうも。。
その上、父親と腕を組んでヴァージンロードを歩くなんて、想像もしたくないのだった(><)
例外として、母校のチャペルだったらキリスト教の結婚式でもいいや。(余談だけど、同窓生は5,000円割引で利用できるのだ)
あ、もう一つ例外。
大学時代の先輩に牧師がいるので、彼女が司祭をやってくれるのならキリスト教の結婚式でもいいや。

披露宴はとってもこぢんまりとしていて良かったです。
窓の外に広がる東山の風景も素晴らしかったです。
(写真じゃよく分からないけど、清水寺平安神宮なども見えた。)

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新郎の同僚による「新郎の取り扱い説明書」が披露されたのですけど、コイツがなかなか愉快でした。新郎を「本製品」にしていろんなスペックや取り扱い方法、注意事項があって、ご両親も「親も知らないスペックが・・」って(笑) 同僚による保証書付きの夫ってのが個人的にはツボでした。

結婚を迷っていた時期を知っている身の上としては、花嫁が晴れ晴れした顔をしていたのが本当に良かったです。心からおめでとうという気持ちで溢れました^^

終わってから、一緒に参列した友人たちとお茶をしながら、我が身を振り返ってました。
大学生の頃、結婚は遅いだろうけど、それでも30歳までには結婚して、大学卒業して10年もしたら子どももいるはず、と思ってた。
でも、今年34歳になるというのにまだ独身。こんなハズじゃなかってんけどなぁー。
人を好きになったら、脇目もふらず一直線で自分のことを顧みずただひたすら相手の為に・・と勝手に猪突猛進して、あっという間に相手を追い越してずっとずっと前をひた走ってしまう性分が災いしてるのかね、なんて。
相手に尽くすのも良いけど、自分の人生も大切にするようにって、神さまからストップをかけられてるのかもしれない。

いろいろ考えていて、私は結婚に対して「人生の墓場」っていうイメージを持っていたことを思い出した。結婚したら最後、もう自由じゃない、自分が好きなものは全部あきらめないといけないってイメージ。
だから、結婚って憧れもあったけど、それ以上に怖いという思いの方が強かったです。妹の結婚やその後の生活を見たり、友人の結婚生活を見たりして、結婚しても自分の好きなものを諦めなくてもいいんだ、結婚ってなんだか良さそうだって思えるようになったのは、つい最近なんです。
社会に出るのが遅かった分、とにかくフル回転でキャリアを積みたいと仕事一筋だったから、結婚は仕事よりも優先順位が低いどころか圏外だったしね。結婚したいって思うようになったのは、ごくごく最近のことなんですよ、実は。お見合いはイヤだし、プレッシャーをかけられるのもイヤだけど、今は本気で結婚、ツレと一緒に歩んでいく生活をしたいと望んでいます。

友人たちと別れた後、京阪三条から河原町四条までブラブラと歩いたのだけど、お店がいっぱい変わってて驚き。ここを曲がったら私が酒乱で伝説を作った店(汗)とか、ここを曲がったら大好きだったあの店がない(><)とか、あった(^^)とか。
急ぐ必要もなかったから、のんびりふらふらとあちこち脇道に入り込みながら歩いていると、学生時代や前の彼氏とつきあってた時のことが次々と思い出されて風の冷たさと共に胸が少しチクチクとしておりました。


京都もまた、ゆっくりと遊びに行きたいなぁ。
あちこちに今は踏みたくない地雷が埋まっているので気をつけないといけないのだけど、やっぱり大学時代を過ごした街ですから。