水玉症候群
もっと前にアップしているつもりだったネタ。
「Pen」No.259 「やっぱり好きだ!草間彌生。」
ペンブックス14 やっぱり好きだ! 草間彌生。 (Pen BOOKS)
- 作者: ペン編集部
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2011/07/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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草間彌生って、水玉の人よね、って思ってたのですが、
この特集を読んで、それだけじゃなかったんだと大変お勉強になりました。
草間彌生を知らない時から、美術館に行くと、
「あれ、何?」と目を引くものがあり、
それが草間彌生の作品だったことが何度かあり、名前を覚えたのです。
彼女の作品は、とってもビビッドで、パワフルですからね。
若い頃の「ハプニング」など、こんなこともやっていたのか!とビックリした。ジョン・レノンとオノ・ヨーコの「ベッド・イン」に通じるものか?と思ったり。
かなりのお歳だけど、今でも意欲的の創作されているのが素晴らしい。
ここからは、話が草間彌生からちょっとズレていくのですが、水玉というと、80年代半ばくらいかな、すっごく流行しましたよね。
草間彌生の作品を見ると、中森明夫の「東京トンガリキッズ」に収録されている「ヨコハマガール」と思い出します。
この春、私たちは、水玉だった。
という一文から始まる。
小学生時代に仲良しだった三人組女子が高校生になって、
一人天然ちゃんな、花代ちゃんというのがいるのですが、
街ゆく女子たちを見て「水玉率が高いね」という声に
「ハッシンしてる」
「発疹。ほら水疱瘡みたく。乙女の水玉症候群をリセチフスと呼びたいわ。
シャツをめくったら体中ヒフが水玉してたりして。」
と言ってみたり、花代ちゃん以外の二人が
「これから五年後、十年後、私たちいったいどうなっちゃってるのかなぁ・・・」
とつぶやいたら、
「水玉になるといい」
「ええそうですとも、みんなみんな水玉になるといいと思います。」
なんて言ったり。
この花代ちゃんは、草間彌生がモデルの一部なのかしら、
と、気になって仕方ないのです。
それにしても、私が中学生から高校生時代の「宝島」は面白かった。
「東京トンガリキッズ」は、バイブルと言っても過言じゃないほど好きだったなぁ。