ハナミズキ

庭のハナミズキが咲き始めた。
ピンクの花は、蝶が舞っているように見える。
自宅界隈はハナミズキを植えている所が多く、
あちらこちらで白やピンクのハナミズキを見かける。

母校近くの道路は、ハナミズキの並木道だった。
高校時代、春になると満開のハナミズキが咲き誇る中
坂道を自転車で毎日登って学校に通っていた。
毎日毎日、蝶がふわふわしてるみたい、なんて思いながら。

ハナミズキの花を見ていると、なぜか一青窈の「もらい泣き」を
歌ってしまう私がいる。「ハナミズキ」じゃなくて。あれって「ひとりぼっち」
じゃなくて「ひとりひとりふたりぼっち」だったのね。
それからポルノグラフィティの「横浜リリー」
なんでか憂いがある歌ばっかりやなぁ。

春の日だまりの中、満開のハナミズキの木の根本にペタンと座って
木を見上げながら、ふうわりと歌なんぞ歌ってのんびりしたい。