シェ・クリヨン

父が出張でいないので、母がフレンチを食べたい、
と言い出し、ホテルのフレンチじゃないフレンチが良い、
という母の希望で
阪急32番街の「シェ・クリヨン」で食事することに決定。

31階の窓際の席で、夜景がきれいでした。
梅田は大きな建物が多いせいか、31階であるにも関わらず、
あまり高さを感じないですね。

お金をケチってあまりおいしくない料理を食べるのは逆に損だ、
ということで、母は「シェ・クリヨン」で一番高い
「シェフ・ディナー」を予約していた。
しかも肉料理は+700円でフォアグラと牛フィレのステーキをご注文。
私もご相伴に与りました。

思えば、久しぶりにフレンチのフルコースでした。
母はフレンチが好きなのですが、他の家族があまり好きでなくて、
自分の誕生日くらいフレンチ食べに行ったら良いと思うのに、
あまり好きじゃない家族に遠慮してましたから。
自宅の近くには、カジュアルなフレンチ・レストランがいくつかあって、
以前は時々食事に行ってましたけど、
最近は会社も自宅から遠い上、帰宅時間も遅いので
全く行くことがなくなってました。

場所柄、無茶苦茶気取りまくった料理でもないけど、
おぉ、こんなところで鱧が使われている、
とか、モザイク仕立ての中身の食材を一つ一つ
食べながら確認してみたりして楽しみました。
圧巻はフォアグラと牛フィレのステーキですね。
フォアグラは、珍味であって美味か、というと「?」なのですが、
今日出てきたのはごく軽い感じで美味でした。
高級食材でも、そんなに量食べるもんじゃないですよ。

基本的に満足でしたが、ちょっと残念だったのは、
フランスパンが温かくなかったことでしょうか。
温まってパリッとしてるのが一番ですね。
(実は、母はパンとケーキを教えてた人なので、
娘の私もパンに関してはうるさい)

デザートは、フルーツとパイ生地の上にシャーベットがのって、
その上にカリッとしたパイがかぶせてあって、
アンリ・シャルパンティエミルフィーユを思い出させました。
高島屋にアンリの喫茶店があったのに、
どうして無くなったのかなぁー
なんて言いながら食してました。

母も非常に満足していたようなので、良かった良かった。
せっかく食べにいくならおいしい食事をしたいもんね。