アナログ気分

仕事柄、一日中ネットにつながってる。
お客様が東京や海外と離れている為、コミュニケーションの基本はメール。
日英含めて受け取るメールは一日平均約100通。
そのうち私が出すのは一日平均30通。多い日は50通を超える。
メールも出すけど、日本のお客様へはフォローの電話も欠かせない。
だから、日がなメールを書いたり電話をかけたりの繰り返しである。
社内の連絡もファイルのやりとりが含まれるのと、私の防備録代わりに
なるべくメールで連絡をしてもらえるよう伝えているし、私もメールで
皆に連絡する。
走らせているプロジェクトの数が半端でないので、子どものケンカじゃないけど
何かあった時には
「何年何月何日何時何分の・・・というタイトルのメールで・・・という指示を
出してます」とか「出し忘れてました」などと遡れるようにしてある。

会社でもずっとPCの前に座っているくせに、家に帰ったらとりあえず
自分のノートPCを起動してブラウザを立ち上げて一息、みたいな状態。
完全にネット(PC)依存症なんですね。

PCであれ携帯であれ、タイムラグなく届くメールって便利。
特に海外と仕事をしていると。
納品前にトラブルが発生した時みたいにお互いに切羽詰まっている時は
まるでチャットをしているようにメールが飛び交う。
日本のお客様だったら、さくっと電話をかけてしまうけど、海外相手の場合
電話は最後の最後の手段。
どんなにデータをやりとりしてもお金は一定だからお得だと思う。

そんなネット依存症の私でも、やっぱりオンラインに疲れることってある。
(これはプライベート限定)
キーボードを打つのも、携帯で文字を打つのも、もどかしく
今すぐ話をしたい、とにかく今、と思う。
いつ返ってくるか分からない返事を待つよりも、この場で丁々発止で話したい、と。

岡村ちゃんが、「カルアミルク」で
♪電話なんかやめてさ 六本木で会おうよ いますぐおいでよ
仲なおりしたいんだ もう一度 カルアミルクで

と歌ったけど

電話なんか、メールなんか、blogなんかやめてさぁ
どっかで会おうよ 今すぐおいでよ

な気分になることが多々ある。


なんだけど、最近、あえてメールじゃなくて自筆で手紙を書いてみたりするのが気分。
古くからの友人であったり、最近の友人であったり。
理由もあったり、なかったり。
相手のことを思いをはせながら書くのはメールも手紙も同じだけど、
手紙の方が制限された中で圧縮して書こうという意識が働くのと
自筆ということもあって、より気持ちが入る気がする。
その時の気分次第で日本語だったり英語だったりするけれど最後に署名して、
ペタンとモモちゃんのシールかスタンプを押して、封をする。
相手の住所を書いて切手を貼って、切手もコレクションの中から
気分で選んでみたりして。
記念切手がなくて、いつものしかないとブルーになったりして。
そして最後にコトンとポストに投函しておしまい。
以前と違って、手紙を書いたからといってお返事が来るってことが珍しくなった。
でも、まぁ、いいや、と思ってる。
封をして投函した瞬間から、手紙は私のものではなく
相手のものになり、全ては相手に委ねられるから。