大阪人の「なんとか大会」

ずーっと前、私がアメリカに住んでいた頃のこと。
サンフランシスコ近郊に住んでいたので、日本語放送枠があるチャンネルがあって、日本の番組を見ることができた。
その中の一つに「Hey! Hey! Hey!」があった。
(裏番組はかの有名な「X-File」だった。)
日本よりも数ヶ月遅れとは言え、結構楽しみに見ていた。

とある放送でまっちゃんが、

「大阪人は何かあったらすぐ『なんとか大会』って言いたがる」

と言った。
私は、ふーん、そうかなぁ、と思った。
翌日、当時の職場(日系の団体)で昨夜の放送を見ていた同僚(関東人)から

「ねぇ、Emmeryさん、大阪の人って番組で言ってたみたいに本当に何かあったらすぐ『なんとか大会』って言うの?」

と尋ねられた。私は

「うーん、そんなこと無いと思うけど。。」

と返した。
当時、私は帰国間際で送別会も兼ねて友人宅でお好み焼きを作って食べよう、という企画があった。
なーんにも意識せず、上の発言の直後、その件について

「今度のお好み大会のことやねんけど。。」

と話を切り出して、ハッとした。
私は無意識のうちに確かに「〜大会」と言っていた。

その後も、同じ関西人仲間に実家から送ってもらった
探偵ナイトスクープ」のビデオを貸してあげる時に

「今晩は、これで探偵ナイトスクープ大会』やなぁ」

などと、これまた無意識に言っていたことに気づき、
まっちゃんの言ってたことに間違いはなかったと認識した。

なんでこんなことを今更思い出したかと言うと、
先週会社で他のセクションで仕事中に模様替えが始まった時、それを見て私は

「あ、レイアウト変更大会が始まってる」

と相変わらずの無意識で言ってしまったのですが、
外出していた上司が帰社して一言

「あ、引っ越し大会や」

それを聞いて、
そうか、やっぱり大阪人は何かあったらすぐ
「なんとか大会」って言うんや。。
と納得したのでした。
これは、世代によって違ったりするのでしょうか。
普段は意識してないから分からんよね、そんなこと。