つわりの日々

4月頭に、ひょっとして妊娠?と思った時、すでに「嗜好の変化」という、つわりが始まっていました。

母も妹も、つわりがとても軽く、ほぼ無いような感じだったようです。人それぞれでしょうが、同じ血液型同士だと、つわりが軽いという噂があります。母も妹もO型同士夫婦。私もO型同士夫婦でしたので、つわりは軽いだろうと思っていました。

吐くには至らなかったし、つわりとしては軽い方だったと思いますが、つわりはありました。私の場合は、主に「寝つわり」と「食べつわり」かな。

とにかく眠い、だるい、身体が動かない。初期は、一日のほとんど寝て過ごしていました。こんなに寝ても、まだ眠れるんだと、感心するくらい。あ、これは今もあまり変わらないかも。とにかく疲れやすいので、ちょっと出かけても休憩が必要でした。

春コンの練習に行くのも必死でした。「もうダメ。。」と思いながら、自宅から梅田までタクシーで行って、「あぁ、練習場に着いたら倒れる」という状況でした。でも、練習場に着いて、練習を始めると不思議なことに、先ほどまでのしんどさが消えました。練習場でしんどくなるってことは、最後までなかったですね。ただ、酸味のある飲料と、休憩時間のお菓子が欠かせませんでしたが。

結婚式の打ち合わせでホテルに行く時は、基本、ホテルまでタクシーでした。帰りはさすがに電車で帰ってきましたけど、あの頃は出かけるたびにタクシー代が発生してました。期間限定だし、まだ有給休暇中でお給料も出ていたから身体の負担を少しでも減らすためにタクシー移動は必須でした。

食の嗜好の変化は著しかったです。超初期で、まだ食べることができた時期は、スパイシーなものを求めまくってました。インド料理とかタイ料理とか、あちこちお店に足を運んでました。今日食べたいものを、明日も食べたいとは限らない。あの頃は、本当に食材がもったいなかった。料理することは大丈夫だったので、なるべくダンナ氏が来た時に、食べてもらうようにしてましたが。

毎日スーパーに行って、何を食べたいか身体に確認してから買って食べてました。やっぱり、酸っぱいものが受け付けやすかったです。しばらく柑橘類が欠かせませんでした。

カフェインの入った飲み物がダメになり、コーヒーは香りがまずダメ。あんなに大好きだった紅茶も受け付けなくなりました。ハーブティーも、大丈夫なものとダメなものと。麦茶もダメ。ほうじ茶もあんまり。。コーン茶は大丈夫で、しばらくコーン茶ばかり飲んでました。つわりが終わった今は、コーヒーも紅茶も飲めるようになって、普通に飲んでます。

おなかが空くと気持ち悪くなる、でも、なかなか食事を受け付けない。食べ始めたら、ガルガル食べてしまうけど、まだまだ食べたい!って思える腹六部くらいにしておかないと、また気持ち悪くなる。おなかが空かないように、レモンや梅など、酸っぱい系の飴が欠かせなかったです。外出して、手持ちがないと分かったら、まずコンビニなど探して買いに行ったくらい。ずーっと、何か口にしてました。

あとは、匂いにとっても敏感になりました。元から、匂いには敏感なタイプでしたが、嫌悪感を伴うようになりました。牛乳石鹸の香りがダメだったなぁ。ダンナ氏用に買ってましたが、無香料の石鹸に変えました。ダンナ氏が仕事から帰ってきた時の匂いもダメになりました。
「ゴメン、私に近づく前にお風呂入ってきてくれる?」みたいな。
つわりが酷かった時は、勝手ながら一人暮らしで良かったと、しみじみ思いました。匂いだけじゃなく、少し「ダンナつわり」もあったかな(^^; やっぱり、身体は先に母になってしまいましたから。

軽い方とは言え、つわりがあった頃は本当につらかったです。でも、つわりは永遠じゃなく、必ず終わりがあります。5月のゴールデンウィークが終わる頃には、少しずつ、つわりの症状が治まり始め、6月に入る頃には、すっかり大丈夫になっていました。気持ちも滅入りがちで、用事がなければ自宅に引きこもって寝てばかりの生活でしたが、外に出かけたいなぁ、と思えるようになり、気持ちも元気になってきました。とはいえ、疲れやすいことに変わりはなく、昼寝なしで過ごせないし、しんどい時は、朝も夕も寝て過ごしているのは、今も変わりありません。

つわりが終わったら、食欲が回復しましたが、これまでみたいに量を食べることができなくなりました。元々、大食漢でしたが、一度に食べることができる量は減っています。その代わり、こまめにおなかが空きますけどね。妊娠したらいっぱい食べるようになるんだと思ってましたけど、案外そうでもないようです。体重管理が厳しい産院に通ってることもあるでしょうけどね。