プロデューサーズ

敷島シネポップで「プロデューサーズ」を見てきました。

今日じゃなくって、金曜日の夜に見て参りました。
1週間に2回も会社帰りに映画を見ることができるなんて、それだけでとても幸せでございました。

で、この映画の話ですが、ブロードウェー・ミュージカルの映画版です。
オペラ座の怪人」「シカゴ」ですら獲ることができなかったトニー賞12部門を2001年に史上最多受賞したのミュージカルです。それは知らんかった。

一晩で大コケする市場最低なミュージカルを作って、その制作費200万ドルを持ち逃げしようと「最低の脚本」「最低の演出家」「最低の出演者」を集めるけれど、大成功してしまうという話です。話はそこでは終わりません。
数々のタブーの部分を笑いの方向で出しているのもポイントですかね。
それ以上はネタばれするので、ここではナシ、ね。

実際に「プロデューサーズ」に出演したキャストが映画にも出演しています。
舞台感もある上、映画ならではのふくらまし方がとっても素敵でした。
実際に、映画とミュージカルはストーリーも衣装もセットもほぼ一緒なのだとか。
とにかく笑えるし、音楽や歌も最高だし、ストーリーも良かった。
女優志望のスウェーデン娘役のユマ・サーマンが意外だったけど、ボイス・トレーニングやダンスの訓練を受けて準備したそうで、さすがでございました。
ユマといえば、タランティーノ映画のディーバ、屈強な女性、というイメージだものね。セクシーでお茶目なユマがとってもかわいかった。

出演者たちが本当に個性豊かで、それだけでも笑えます。
映画内でミュージカルを上演するシーンもたっぷりあるし、セットじゃない実際のニューヨークの街の風景も懐かしさをそそり、何をとっても秀逸でした。

ミュージカルが好きじゃない人には勧めませんが(ミュージカルって、話の途中でいきなり歌い出すからついてけないって人、結構いるからさ)映画を見てハッピーな気分になりたいわって人にはお勧めします。