ハプニング

なんばパークスシネマで「ハプニング」を観てまいりました。
3ヶ月ほど映画を観に行く時間や気力がなかったので、観たい映画が山のようになっていて、「これは絶対に!」と思っている映画を厳選して観に行こうとしていて、
本来であれば「ハプニング」は入る訳なかったのですけど「つい」「ふっと観たくなって」行っちゃった。これがまさしく「ハプニング」、なーんて。

M・ナイト・シャマランの作品は、「サイン」を観に行ったことがあって
あの時も、なんでこんな映画を観にきたんだろう。。
って、半泣きになりながら観てたのですけど、今回も然り。(実は、怖い映画って得意じゃない)

でも、シャマラン監督の作品は飽きさせないですね。
映画を観ている人に、一瞬の隙も与えないって感じ。
ストーリーは明かせないですが、人がバッタバッタ死にます。
それも見ていてかなりイタイです。
「BODY, BODY (バディ、バディ)」って言葉が何度も聞こえてきますが、この「Body」は、「身体」じゃなくて「死体」って意味です。
(同じ単語が生きてる身体と死んでる身体の両方の意味を有するなんてなんかスゴイですね。「魂の入れ物」っていう意味において同じ?)

実際に起こってもおかしくない話なので、一種の警告みたいなものか?
とも思ったり。テロなんだか自然災害なんだか、自然災害に見せかけた人災なんだか。で、何が原因か正体の分からないものだから、テレビではいい加減なことを言ってる人が多くて。(映画が終わっても、原因が何かは分かりません。)

とはいえ、ただの怖い映画じゃなくて、家族やパートナーへの愛であるとか死の反対側にある「生」であるとか、そういうのも描かれていて、「ヒューマン・ドラマ」と見て取れなくもない。
一方で、シャマラン監督の遊び心なのか、実は深い意味があるのか何か分からないけど、「あれは一体、何の意味が?」みたいなシーンもあり。
気になる人は、映画館で見てね、としか書きようが。
シャマラン監督の作品だしね。

あ、痛い映像が苦手な人、グロイの苦手な人にはお勧めしません。
決して、万人受けする映画じゃあないです。