新しい命、還っていく命

妹に待望のベビ誕生の話をアップしましたが、やっと対面できました。
先週の日曜日に妹がベビと共に退院して実家に戻ってきたのですが、週末は台風の影響で、私は本気でぶっ倒れて動けず、次の週末に帰ろうと思っていたところ、月曜日に親戚に不幸があり、火曜日にお葬式。直接、葬儀場まで行こうと思ったのですが、実家で車に乗せていってもらうほうが結果的に早いことが分かり、実家経由にしました。
そこで初めて、ベビとご対面!

生後1週間のベビは、全てがとってもとっても小さくて。
小さきことは愛らしきことかな。。
一番下の妹とは9歳離れているので、新生児はどういうものか、知っているつもりだったけど、9歳の子どもにとっての新生児の大きさと、あらふぉな今の私にとってのソレは、違いました。
写真で、妹にそっくりなのは分かっていたけど、実物も妹そっくり。でも、この福耳はダンナさん似、とか、うまく二人の特徴がミックスされているようです。頭の毛が黒々と生えてるのは、妹じゃないな。お目目ぱっちりで、まつげがクルンと上向きで、目鼻立ちがはっきりしたベビでした。

予定日よりも10日遅れて生まれたから、全身の皮膚がふやけて出てきたとかで、ベビはさながら脱皮中の様相。
妹は出産疲れが残っているところに数時間おきの授乳やらなんやらで、相当お疲れの様子でした。まだ実家に戻って2日だったけど、夜にベビが泣く度、母も起きてしまうようで、母も疲れ気味。
これまで大人ばかりで、朝食は各自、昼食不要、夕食も父は平日ほとんど戻らないし、妹も会社勤めで食べたり食べなかったり、という生活から、朝昼晩、三食準備しないといけなくなって、それも大変と。
ただ用意するんじゃなくて、産後の栄養と、ダイエットと、、と、そういうのも含めて「雑用」が増えたと。

生まれてくるまで、ダンナさんのお母さん以外、
「女の子に違いない」
と根拠なく皆が信じ込んでいたため、妹本人も
「あー、やっと産まれた。やれやれ。。」
と思った直後に
「男の子です」
と言われて
「えっ?!男の子?!」
と本気で驚いたのだとか。

我が家は娘三人なため、母も
「男の子ってどうしたらいいか分からんなぁ。女の子やったら着せ変える楽しみがあったけど。。」
などと言い出す始末。

驚いたのは、ベビが来てから2日間、お風呂は父が入れてたということ。
聞くところによると、三人姉妹全員、赤ちゃんの頃は、父がお風呂に入れてくれてたのだとか。
「こうやって耳に水が入らないように指で押さえてな、、」
とドヤ顔で父がお風呂に入れてたそうで、妹もその手際の良さに驚いてたとか。
一番下の妹が赤ちゃんの頃、お風呂用のガーゼの産着を着せてお風呂に入れているのを見て覚えていたのだけど、お風呂に入れてたのは、母じゃなくて父だったんですね。ちょっとしみじみしてしまいました。

で、お葬式に参列するため一路、和歌山へ。
市内なので、今回の台風で大きな被害がなかった地域です。

大叔母が亡くなったのですが、小さい頃こそ何度か家に行ったことはあれど、大きくなってからは、冠婚葬祭でしか会うことがない人でした。
祭壇の写真を見て、「あれ、こんな人だったかなぁ」と思う始末。
でも、写真はちょっと違ったようで、お別れの時にお顔を見たら、
「あぁ、これが大叔母だ」と。
父方の法事は最近なかったので、久しぶりに父方の親戚に大勢会いました。
みんなみんな、つながってるんやなぁ。

新しい命が産まれたと思えば、人生を全うして還っていく命あり。
大叔母は大往生に近かったこともあり、お葬式でもちろん別れの悲しみはあったけれど、
「こんな場でなんですが、、」
と、結婚の報告があったり、ベビ誕生の報告があったり、進学や就職の報告があったり、なんていうんだろう、さながら人生の縮図を見ているような、
そんな気分になった一日でありました。