行けない同窓会

高校時代の友人から同窓会のお知らせメールが転送されてきた。
同窓会なんて、どれくらい行ってないやろ。
とっても久方ぶりであった。

女の子の仲良しグループが苦手だった私は、どこのグループにも
所属しているようで所属してなかった。
グループ分けをするときに、どこにも入ることができなかったり、
逆にいろんなグループから誘われたり、その時の運って感じだった。
最悪は一人、という覚悟でいつも過ごしてた。

この歳になると、結婚して子どもがいる同級生も多く、
今でいう「勝ち犬」と「負け犬」がしっかり分かれちゃってる感じ。
同窓会の主催者は、学生時代から少々近寄りがたいグループの人たちで、
現在はそろって勝ち犬マダム軍団である。
一学年の人数が少なくて、クラスはあってなかったような、
みんながお互いに知り合っているようなところだったけど、
学生時代に仲良くなかった人たちの主催ってことは、
そうでなくても、どこにも所属せずに浮遊していた私にとって
場に浮きにいくだけのような気がした。

メールを転送してくれた友人に同窓会に参加するのか尋ねたところ、
彼女の仲良しは誰もいかない、と返事がきた。
久しぶりだから行ってみたいけど、その場に浮きにいくよう環境なら
遠慮しようかと思う、と書いたら、「ズバリそうでしょう。。」と
返ってきた。

行ったら行ったで楽しいんじゃないかなって思うけど、
なんとなく、尻込みしたくなる雰囲気がすでに漂っていて
仲良かった友人たちが行かないなら、やっぱ遠慮しよう、と
思ったのであった。