新装開店

家の近所にシアトル系のコーヒー・ショップが遂にやってきた。
元々、ジーンズとか売ってたお店だったような気がするのだが、
一度店が閉店してしまうと、元が何だったかすぐ忘れてしまう。

f:id:Emmery:20050626145757j:plain



おぉ、タリーズがオープンするのか、すげぇ!
と思いながら写真を撮影してみたのだが、実は私、紅茶派なのさ。
コーヒー党の人でも平気で紅茶専門店にお連れしてしまうくらい。
会社でも、ライチ、マンゴー、レモン、ヴァニラ。。
と各種フレーバー取りそろえてある。

でも、アメリカに住んでいた頃は、紅茶よりもコーヒーを飲んでた。
あちこちにコーヒー・ショップがあったものねぇ。
サンフランシスコ・ベイエリアに住んでいた者としては、
今の日本におけるシアトル系の独占ぶりは、ちょっとつらい。
コーヒー・ショップと言えば、Peetsでしょ、みたいな。
かの地じゃ、"King of Coffee"ったら、Peets Coffeeなんですのよ。
スターバックスだって、元々はPeets Coffeeで働いてたんだから。

私がアメリカに住み始めた頃は、ローカルのコーヒー・ショップが、
あっという間にシアトル系に置き換えられていった時期で、
そもそもサンフランシスコ・ベイエリアがそもそも培ってきた
コーヒー・ショップの文化がシアトル系によって塗り替えられてしまうと
嘆き、憤慨する人たちがとっても多かった。

やっぱりコーヒーは、Peetsが一番!
って言う人が多かったな。
Berkeleyに行ったらまずPeets!
なんて、友達はいつも言ってた。
私にとってPeetsと言えば、サンフランシスコのFilmore St.にあるお店かなぁ。
注文すると名前を訊かれて、店員さんがマジックでカップに名前を書いて
できあがったら名前を呼んでくれるの。
私の本名は、最後の"E"を入れると生粋のEnglish Speakerは発音できないから
"E"を入れない、もしくは、Kay(ケイ)って名乗ってた。
友達が日本から来たら、Peets連れてったよ。

スターバックスが日本に上陸した頃こそ、アメリカ生活懐かしさで
足を運んだりしたけど、サンフランシスコ・ベイエリアで経験したように
街にどんどんシアトル系で埋め尽くされていく様を見ていたら、懐かしさも、ふっとんでしまった。
それにスターバックスは、アメリカ時代、帰国後からこれまでと、
いろんな思いが交錯する場だから、実は好きじゃないのさ。
つきあいでは行くけど、実は自分の足でスタバに行くことはないのさ。
開店前のタリーズを見ながら、ふと、そんなことを思い出してしまった。。
でね、基本は紅茶派なんです、私。