ある友人の結婚

大学の同窓会誌が届いて、ぱらぱら見ていたら、
一番最後のページにある同窓会館で行われた挙式報告で、
学生時代の友人の名前と写真付の挙式報告を発見した。
(報告分すべて写真付ではない)
彼は、とあるミュージシャンの息子である。
記事には、やはりお父上の歌で入場したとか、最後はお父上の曲を
みんなで大合唱したとか書かれていた。
写真に写っている姿が良い顔をしていたので、良かったなぁ、と思った。
母が彼の父親であるミュージシャンが書くエッセイのファンなので
さっそく記事を見せてあげた次第。

卒業してからすっかり連絡とることなどなくなったけど、
学生時代、彼が私の家に電話をくれることが時折あった。
お互いにゼミ委員だったので、その連絡だったのだけど、
当時はまだポケベルの時代で、携帯なんてなかったから
連絡するには自宅に電話するしかなかったのだ。
我が家では電話がかかってきたら母がまず電話をとるのだけど、
彼かの電話はやっぱり特別だったのか、通常なら
「Emmery、電話よー」
しか言わないのに、それにプラス
「・・君からー」
とわざわざ誰からまで言ってくれたのだった。
「あのエッセイの中のボクからの電話なんやろ?」
と喜んでいた母がかわいかった。

ふと、そんなことを懐かしく思い出してしまった。
彼のお父上のことは知り合ってからしばらく知らなくて、
2回生になった時、新入生キャンプにスタッフとして参加した時に
新入生から
「・・さんってあの・・・・さんの息子さんなんですよね?」
と問われて、初めて知ったのでした。
だって、誰がどんな有名人の息子か、なんて、そんなん興味なかったもん。

大学卒業した後、お父上のエッセイを図書館で借りてきて、
有名人の子どもはプライバシーねぇなぁ。。
と思ったり。
むちゃくちゃ仲良かった訳でもないけど、いろいろと
思い出せることがあるのは、それだけインパクトのある人だったのでしょう。

何はともあれ、おめでとう。
末永く幸せに。
自分のblogからで失礼やけど、お祈りしております。