スプリング・コンサート当日の記録

以下、コンサート当日にまつわる私の長い長い独り言。

長いので、「続きを読む」設定にしておきます。

まず、朝起きて、晴れてて良かったなぁ、と思う。
前日に準備をしておれば良いようなこと、朝っぱらからマニキュアを塗って失敗してみたり、コンビニに走って譜面をコピーして曲順通りに貼り合わせてみたり、衣装を出してきたり、そうそう、クロマチックのメンテナンス・キットも入れて。。
なんて、本番の朝と思えぬ作業をする。
その間、ずーっとBGMは、ルパン3世 '78
なるようにしか、ならん!という心境。

余裕を持って会場着。
集合してからリハ説明まで1時間あって、楽屋でゆっくりできることが分かり、
衣装に着替えた後、がっつりとお食事。腹が減っては戦はできない。

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 Sさんから本日着用する同志社グッズ(リストバンドと缶バッジ)が届けられ、
へぇ~、こんなものを売ってるんや~
と、感心しつつ分かる人には分かるようにと、シャツの上からつけてみる。缶バッジに至っては、指揮をしている時と、ソロで前に出るときで位置を変えてたのだけど、客席の同志社メンバーは、だーれも同志社グッズに気づかなかったらしい。そんなもんだ。。(私の上司は知ってて、「あの紫のがそうだったの?」と言ってくれた。)
リストバンドをした時、マニキュアは同志社カラーにしておけば良かったと思う。
マニキュアの色を選ぶ時、一瞬、パープル系を選ぶかどうか迷って、黒い衣装なら赤系かな?と赤系の色を選択したのだった。
そして、ベルト通しには、去年の誕生日プレゼントでもらったハーモニカのキーホルダーをお守りとして着用。これで準備はOK。

リハ説明の後、まずは3部リハ。
合同演奏は3部の後半なので、最初は舞台裏で待機。
本番にしてやっと全員揃ったアルト・ホルンの面々は、ノンストップ・トーキング。
皆さん、それなりに緊張しているハズだけど、傍目からはまるで緊張感なし。
他のパートは分からないけど、アルホンに関して言えば、大学が違えども、
「十六分音符の嵐より、全休符が何小節も続くところで黙っている方が苦手」
というパートのカラーは全く同じ。
そして、男女の比率にかかわらず、女子の方が圧倒的に強いのもwww

合演の開始前に現役くんとソロの時の動きを確認。
「そっち見て、動き合わせるわ!」ということで落着。
曲が始まると、現役くんがマイクを手にしていて、あれ???と。
PAさんからマイクを渡されなかったのか、もらい忘れたのか。
目の前にマイクのささったマイク・スタンドがあるから、それで良いんだと、ひょいっとマイクを取ったは良いけど、実は違ったのだった。
リハでは、スポットが現役くんが吹く時に私に当たったり、マイクから音が出なかったり(これは私が適当なマイクを手にしたせいである)
リハだしねぇ~、なことが続出。3部リハが終わった後、ステマネから私だけ名指しでマイクのことと立ち位置について注意を受けたのでした。
あははははは・・・・

2部のリハの間は、楽屋で本番前最後の練習。
コパカバーナ」の最初のドラムの部分も、壁とロッカー(!)を叩いてなんとなく感じをつかめるようにしてもらう。
途中で「あ!」とか言ってたけど、ロッカー大丈夫だったのかな。。
ずーっと立って練習というのが、ちょっとしんどかった。
広くない楽屋で皆が詰め詰めに立って練習している様というのは、これはこれで本番前の最後のあがきって感じで悪くはない。
一通り全部流してやってみてから1部リハ。

1部リハでは、去年とは違って客席でサウンド・チェックもする。
そういうあたり、去年よりも少しだけ余裕ある?
私の曲は1曲目なので、緞帳を上げてもらうタイミングや曲を始めるタイミングを確認してからリハーサルをスタート。
コパカバーナ」でも、曲が始まったら客席へ。
私の曲は、PAで調整してもらわなくても、そのままの状態でちゃんとメロディが聞こえるようにアレンジをしているので心配はしてない。
今回のソロはドラムだから、聞こえないということは、まずない。。
なんて思いつつ、客席からステージに戻ったら、テンポがエライことになっていて、みんな必死な顔になってた。私も必死な顔で何とかしようと、思わず足でバンバン指揮台を踏み鳴らしてしまった。なんともならなかったのだけど、曲が止まることはなかった。自分の曲が終わったら、後は記憶なし。

リハ終了後の休憩は、同大の先輩方が来られることになっていたので夕食のおにぎりを持って楽屋入り口脇で待機。
楽屋だと携帯が圏外になってしまうため、ホール到着以降、時間をみつけては、圏内になる場所に行ってメールチェックを繰り返してきた。
コンサートに来れない人から、「そろそろ本番やね。」といった激励のメッセージが続々と届く。
一人で手持ちぶさたで待っていると、Sさんがタバコを吸いに出てきたので、あれこれ話をしながら一緒に待ってたけど、開演前でちょっとピリピリしていたため、なかなか来ない先輩方に
「5時ゆーたら5時に来いっつーねん。 せめて何時頃に着くとかメールして(><)」
と、最後は半泣き状態になる私(少し大げさ)
でも、先輩方の顔を見た瞬間、吹っ飛ぶ。皆さん、お変わりない!

現役宛の差し入れを受け取った後、人でごった返す楽屋をちょこっとご案内した後、楽屋入り口脇で「同志社チアーズ」に参加していただく。
今回は、元・幹事長がいるから最初の発声をしてもらえるものと思っていたけど、「忘れた」の一言。じゃ、最年長の。。と振ってみるも「いいからいいから」って言われた挙げ句、「指揮者の君がやんなさい」ということで、僭越ながら私が発声。
"who are we lalala Doshisha"って何回やるんやったっけ?
なんて、回数を間違って、途中で先に終わってしまった人もいたり、
途中で笑ってしまったけど、やった後は本番モード。
この後、全体での気合い入れ。80名近くが円陣になると迫力ある。
ふと、いつか同志社でもこんな感じで現役とOG&OGが集まって同志社チアーズをしてコンサートができたら良いな。
気合い入れの後は、現役たちが作ってくれる花道をくぐってステージへ。

関学ハモソのコンサートで同志社ハモソの私が1曲目で良かったのかな、
と、今更ながら思ったりしたのだけど、ステージで指揮者として開演前に待機するのは現役で4回生の時以来で、なんか懐かしい。
開演前から1曲目は一番緊張する時なので、とにかく笑顔でいようと心がける。
プレイヤーは、指揮者の表情に左右されるしね。指揮者が笑っていたら大丈夫なんだって思える。それと、現役時代にお家騒動があって私が4回生で指揮者になった時、3回生が全滅したため、2回生が役員をやることになってしまったのだけど
「Emmeryさんは、僕たちの前にいるときはいつも笑っていてください。そしたら僕たち、安心して前に進めますから。」
と役員の一人から言われたのを、今でも忘れられない。切ない思い出。

本ベルが鳴って、コンサート開始。
ドラムを中心に、EGとEBの三人が私を見て、息を合わせようとしている様がなんとも微笑ましくて、勝手に笑みがあふれるって感じ。
指揮をしながらステージを見渡していると、いろんな人と目が合って、あぁ、なんか良いなぁ~って思うと、また笑顔になれる。
テンポもキープできてるし、良かった良かっ。。と思いかけて、一瞬、ドラムと演奏がズレてヒヤッとした。でも、演奏が止まることなく進みエンディングに挟み込まれるドラム・ソロの激しさに、また笑みが。
「一瞬のヒヤッ」以外は、安定してこれまでで一番良かったのではないかな。
1曲目にして、何かが尽き果ててしまって(解放された、かな?)
後は余力(というよりも、余計なチカラが抜けた状態?)
客席に友人の姿が見えたり、ありがたいな~って思いながら、ただひたすらに、演奏を楽しむ。どれもこれも、走ることはあってもそれ以外にとりたてて大きなトラブルもなく1部終了。

休憩時間に、遠方から駆けつけてくれた先輩をキャッチし、皆さんと引き合わせることができて安心する。
2部は、先輩方と客席で鑑賞。3部がまだあるのに、すっかり終わったモード。
3部の前半はステージの奥で待機し、合同演奏で最後か、と思うとしみじみする。
ソロがあるのに、緊張らしい緊張がない。緞帳の前で、皆の姿を見ていると楽しそうでなごんでしまう。掛け合いだから、自分の部分が終わったら、現役くんの方に手で指したいと思ったのだけど、最後の音がレバーを使う音なので、左手でマイク持って右手でレバーを押してたら無理やなぁ、と諦めたところ、本番では現役くんが私の方を指す仕草をしてくれたので、やっぱりなんとか返す仕草を研究しておけば良かった。
音をミスったりしたけど、最初の手拍子も含め現役くんのノリに引っ張ってもらって無事に終了したのでした。
最後の「TSUNAMI」は、しみじみ良かった。ベースにトラブルがあったらしく、上司(ベース弾き)が、「TSUNAMI」のベースがかわいそうだった、と言ってたけど、気づかなかったなぁ。。
アンコールは、曲を始めるまでにちょっと時間かかりすぎな印象があったけど(移動のことを考えたら仕方ないのだけど)最後ということで華やかに楽しく演奏できたんじゃないかな。終わったら、ルパンのソロを一緒にやった現役くんから「まさか一緒にソロができるとは。。」みたいな言葉をもらい恐縮してしまった。いや~、君のおかげで私は助けられたのに。

終演後は、ロビーでお見送り。
今回観に来てくれた同志社メンバーが、ほぼ集結。
皆の顔を見ていると、年月を忘れてしまう。
とりあえず、コンサートが終わってホッとした。
打ち上げのビールがおいしかったこと!
ちょっと羽目を外しちゃったところがあったけど(><)
終電で帰って、家に着いた瞬間、メイクを落とすのも忘れてベッドに倒れ込んでしまって、気づいたら夜明け。ああ!