マエストロ!

大阪ステーションシティシネマで「マエストロ!」を鑑賞。

映画館で映画を観るのは2年半ぶりくらいかな。出産してから初めてです。
本当は、某映画館の無料券を持っていて、それで行こうと思い立ったのですが、2月末で期限が切れてしまい使えなくなりました。
それでも観たい!と思ったのが、この「マエストロ!」でした。

マンガが原作なのですが、原作は読んだことありません。
オーケストラが舞台で、マエストロ、ということは指揮者がメインなのだろうと興味を持ちました。(いちおー、私も指揮者の端くれですから。。)

不況で解散した名門オーケストラの再結成に現れた謎の指揮者、天道徹三郎を西田敏行さんが演じておられます。
大阪弁で大変だったでしょうが、スクリーンの中でのオーラはハンパなかったです。
感心したのは、アマチュアフルート奏者の橘あまねを演じていたmiwaかな。
彼女は東京出身なのに、神戸弁がとっても自然でした。元々はギターを弾いて歌ってるのに、映画ではフルート、というのが驚きでした。
演技は初めてみたいなのに、大根じゃなかったし。

観ていて、大勢で音楽を作っていくって良いなぁって、しみじみ。
元がマンガですから、「まぁ、マンガよね」と思うところもあるけど楽しめます。
天道徹三郎の指揮を見て、なんだか佐渡裕っぽいなと思っていたら、指揮指導・指揮演技監修が佐渡裕その人でした。
私、佐渡裕の指揮が好きなんですが、長いこと演奏会も行けてないなぁ。

コンサートの演目である「運命」と「未完成」をちょっとしたウンチクと共に楽しめます。
泣ける映画と思ってなかったけど、途中ですごく涙が出てしまいました。
私も音楽をしているから、何かが沁みたのかな。
「天籟」、私も体験したことがあるような、ないような。

観ていて、私の音楽の原点を思い出せたような気がします。