「puzzle」レコ発TOUR ~奇妙なパズル~@梅田Shangrila

久しぶりにライブ・レポです。
8月22日、梅田Shangrila で
THE 卍
「puzzle」レコ発TOUR ~奇妙なパズル~

に参戦してきました。

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卍のライブは年1回行ってて、今回は4回目かな。
続いてますねぇ。
いつもROLLY関連のライブは一人で参戦してきたのですが、今回は何を思ったかチケットを2枚買ってしまい、連れあり。
ROLLY曰くの
「卍って何か知らないまま、友だちに連れてこられてしまった人」
を作ってしまいました。

これまでは、心斎橋CLUB QUATTROだったのですが、今回は梅田Shangrila という私にとって初めての場所で、どんなハコか分からなかったからちょっとドキドキ。
キャパが400人ほどのこぢんまりとした場所でした。
整理番号があまり若くなかったので、あんまり前に行けず、いつもだったら前から二人目くらいで見てるけど、珍しくやや後方におりました。
といっても、場所柄、十二分に前方ではありましたが。
ちなみにロジャーさんは福島区出身で、会場から10分ほどのところにご実家があるらしい。でもって、ご両親が見に来られたらしい。ロジャーさんは今年48歳だから、ご両親は70歳くらい??それでも息子さんのロックのライブを観に来たりするんですね。

会場で特筆すべきは、シャンデリア。
素敵なシャンデリアがステージ近くに上手下手の両方にぶら下がってます。
詳しくはサイトをご参照ください。

ステージには緋色の幕が降りていて、奥が見えず、ライブ前の動きは全然見えませんでした。

かなり長々と書いてしまったので、レポは「続きを読む」設定にします。

雅楽(祇園精舎?)が鳴り響き、あら、去年と同じパターンか、
と思っていたら、幕が真ん中から開いて、これまた去年と同じく額の真ん中に卍マークのついた烏帽子に狩衣風の赤い上着というお公家さんみたいな衣装を普通の衣装の上に付けた三人が額を寄せ合ってしかも、三人とも持っているのがリコーダー。
小学校や中学校の授業で使った、アレです。
サトケンさんだけ、オーボエみたいな変わったリコーダーを持ってはりました。三人でリコーダーを演奏し始めるのですが、サトケンさんとジョニーさんが交互に、とあるタイミングでステージに顔を向けるのがおかしくてwww 皆、笑ってました。
聴いていたら、リコーダーで演奏されているのは「奇妙な隣人」で、
途中からROLLYはリコーダーの伴奏で厳かに歌い出し、何のコンサートが始まるんだか、みたいな。一通り曲が終わったら、ROLLYだけお公家さんみたいな衣装を脱いでギターを持って弾き出し、それに合わせてサトケンさん、ジョニーさんも衣装を取って
各々の楽器の場所に行って、改めて「奇妙な隣人」
そのまま続けて「ギャルギャルギャルヲ

今回のROLLYの衣装は、足にぴったりのスリムなジーンズに薄い生地の白いトップス。袖口が切りっぱなしみたいにヒラヒラしてた。
胸毛が見えるように?胸元のボタンをたくさん開けていて、何度か見たことあるゴールドで丸いモチーフのネックレス。耳にはキラキラのイヤリング。靴は残念ながら見えなかったけど途中で靴紐を結び直す仕草をしていたから、紐靴?
カラコンの目はいつものグレー。
サトケンさんは、上下黒で、シャツの袖をまくったところが、花柄?何やら華やかな色がついてました。
ロジャーさんは、サテンでどピンクのシャツに膝丈のパンツ。

以下、曲順は適当です。

ROLLYが、「ギリギリ・・」と言っていて、何かな?と
思ってたら「歯ぎしりがとまらない
あ、そういうことね。

最近、調子が悪くて、特にお盆の頃から調子が悪くて、とある人に見てもらったら、浮遊霊が1万体以上憑いてると言われ
「1万体ですか?」
と言ったら、
「いえ、1万体以上です。」
と返されたらしい。
死んでから7年間の間に成仏できなかったら、一生(って、もう死んじゃってるんですが)成仏できず、浮遊霊として永遠にさまよってないといけなくなり、お盆の時にあの世から先祖の霊が戻ってきたら、それに乗っかって一緒に成仏しようとするのだけど、あの世の入り口で跳ね返されてまた戻ってきて。。を繰り返すんだ、みたいな話をROLLYがしていて、
あぁ、「フ・ユーレー」の前振りやな、と思ったのですが、この話はどこまでホンマなんでしょうか。

で、歌い出したのはもちろん「フ・ユーレー」アルバムと同じく、
曲の切れ間が分からないまま「高層建築」へ。
途中のマジェスティックタワーについてのセリフはどうなるんかな?
と思っていたら、アルバムとはちょっと違ってました。
オフィス、住居、の後に「焼き肉屋」とか「秘宝館」が入ってました。
「さよなら、マジェスティックタワー。」を何度か引き延ばした後、確か、そのままROLLYが「で、そこであなたは。。」という一人芝居を始めて、
殺意の紋章」が続いたと思います。
最後のオチ、♪バスボンなのね は、マンダムなのね、とか、いろいろとやってまして、最後の方は、何かのバンドメンバーの名前を言ってたような。終わった時、ROLLYが「おつきあいありがとう」と言ってて、かなり遊んでおられた様子。

ロジャーさんが、丸い青い物体を持って前に出てきて「マヒィ
青い物体は、波の音を作る物でした。ロジャーさん曰く、
「(波の音を作り続けるのは)結構大変。」らしい。
その前にサトケンさんが、この夏、海にも行けなかった人のために、、
なんて話から、
「大阪で海に行くって言ったらどこ?」
と質問が出て、
須磨(ロジャーさん)
淡輪とか南紀白浜とか。。福井の小浜!(ROLLY

お知らせのコーナーでは、サトケンさんがご自身のソロアルバムの話をしておられて、「頼まれもしてないけど弾いちゃう」って、少し聴かせてくれました。サトケンさんのベースも好きだな。2時間半弾きっぱなしで、指が短くなっていくんですけど、なんて、ネタかな。サトケンさんは、とにかくずっとニコニコしていて本当に笑顔が素敵で、しかも、お茶目な方です。
で、ニコニコしながら、すっごいテクニックのベースを弾きはるんです。
今回はご両親が来場されてたせいか、ロジャーさんもちょくちょく前に出てこられましたね。

途中、アコースティック・タイムがありました。
「今回はレッド・ツェッペリン並に長いよ。」ってROLLYが言ってて「おお~」って反応した人に「知ってるの?」と突っ込んでおられた。
アコースティック・タイムは、ロジャーさんも前に出てきて三人が並んで座って、サトケンさんはウッドベースROLLYもアコギに持ち替えてしばし、アコースティックな卍の世界へ。
puzzleのTSUTAYA特典に入ってるバージョン、と言ってたかな。
puzzleに入ってる曲の大半をメドレーでやってまして、同じライブで2回バージョン違いで聴くことができて、なかなか面白い体験でした。
ROLLYが「シャンデリアをつけて」と歌でお願いしたら、対になってるシャンデリアが点灯し、それを見届けて「地獄のモーテル
♪ゆらゆらゆれる シャンデリアのそばは~
って歌詞で始まりますからね。

 

アコースティック・タイムが終わった時、
「ちょっとマッタリしすぎたかな」とROLLY
「後半」は、「クリスティーンセブンティーン」から始まりました。
どこかで「卍雪山賛歌」を歌ってました。
加山雄三に憧れたコニーフランシスが美空ひばりを意識して歌うとか、なんとか言ってましたかね。
個人的には、ROLLY流のシャンソンやと思います。
こういう曲を歌ってると、ROLLYの芸は幅広いなぁ、と感心します。
もう一つ、新曲も歌ってたなぁ。さだまさし風とか言って。
歌詞は「自分が蒔いた音楽の種の芽が出たら。。」といったような結構マジな感じだった気がする。

ロジャーさんのボーカルによる「難聴」もありました。
ホンマ、そのまんまの歌ですね。
アルバムと同じようにロジャーさんの語りもありました。
その頃、近くの女の子が倒れてしまい、そちらが気になって、ロジャーさんの語りが上の空になってしまった。。
倒れちゃった女の人、大丈夫だったかしら。
ライブで倒れる人は、これまで何人も見てきたけど、今回みたいに押せ押せでもないライブで倒れる人は初めてだな。
ずーっと立って見ていたら、しんどくなっちゃったのかも。
なんて書きつつ、アルバムのセリフと違ったネタは、
米朝師匠の落語を聞きに行ったのは良いけど、米朝師匠はボソボソとした語り口の人なので、せっかくの落語が聞き取れない。そのうちに周りが爆笑し、皆が何で笑っているのか分からないけどとりあえず一緒に「わはは!」と笑っておいた、というもの。
難聴って大変ですね。。

ハンティフラッシャー」、「卍 Part 2」とノリの良い曲が続き、
ラストに向かって突っ走ってるなぁ、と思っていたら、
「次の曲でラストです。」ということで、本編ラストは「ロックンロール中学生
「みんなで歌おう」ってROLLYが言ってたけど、どこまで皆さん、歌ってたんでしょうかねぇ。私もあんまり歌えなかった。

アンコールでは、また、リコーダー三重奏。
サトケンさん曰く、卍の虚無僧部隊なんだって。
で、虚無は.comって書くんだって(笑)
歌ってたのは「初恋」だったような気がする。
ちょっと忘れちゃった。なんとなく演奏が怪しげでしたね。
(ライブで配られたDVDを見たら、「あの娘はマーメイド」でした。)
終わった後でサトケンさんが「ブレスできなくて息があがっちゃった」
と言ってまして、それを受けてROLLYが「みなさんのために練習したんどすえ」と。

ROLLYが「ディスコって所に行ったことないんだけど。」と言いつつ、とってもディスコティックな曲をやってました。ミラーボールも光って場内もディスコ風。途中でロジャーさんが前に出てきまして、なんとディスコ・ステップを踏んでおられました。
それに合わせてサトケンさんとROLLYが一緒に三人揃って動いてたのがまた、なんとも愉快な図でした。

確か「Route 171」もやってました。
「ちょっと盛り上がっていきましょうか。」
と、「卍コール」のフレーズをやって、ラストのラストは「I Love Me」
最後、何度も引っ張ってくれました。
ラストはやっぱり、こういう元気な曲でノリノリで終わるのが好きだな。

ROLLYは、東京から車での移動中にワインを飲んで寝ていて空調で風邪をひいたらしいのですが、それにしては調子が良い、ナチュラル・ハイ状態、なんて言ってました。
ライブで風邪もどこかに飛んでいったかなぁ。

それにしても、今回のお客さんはおとなしかったなぁ。
私もだけど、皆、トシなのかしらwww
最初がリコーダー三重奏だったから、ライブ開始時の一撃みたいなのもなくROLLYが上手に移動してきても、場内が揺れることもなく、大人なライブって言えば、大人なライブなんでしょうね。
次はいつ、ROLLYに会えるかなぁ。

<追記>
ライブの後、どうやらROLLYは風邪をこじらせた様子?
ツアーファイナルの東京公演が急病で中止と公式サイトにアップされてました。
ROLLY、どうぞお大事に。。