Sloppy Joe IIIを聴きつつ

週末の大江千里のライブに向けて聴いてるアルバムです。
「Joe」シリーズといえばベスト盤ですね。
今回は初のリクエストによるベスト盤らしい。
なもんで、みなさんが「大江千里」と聞いて思い浮かべるであろう「十人十色」や「格好悪いふられかた」などは入ってない。

リクエストした人たちのメッセージとそれに対する千里さんのお返事の掲載された冊子がついているのだけど、皆の曲に対する思いが何とも暖かい。私自身、あまり熱心なファンじゃないけど、私の人生でここぞという大切な瞬間にいつも寄り添ってきたのは千里さんの曲だった。

今回のベスト盤は、千里ファンじゃなければ知らない曲のオンパレードじゃないかと思う。けど、千里ファンなら外せない曲が入ってるなって感じがする。今回のベスト盤で初めて聴く曲もあるのだけど、聴いた瞬間、胸がわしづかみにされるような切なさを初めてなのに喚起されたりする。

私が1曲選ぶならなんだろう・・
とにかく千里さんの曲は聴くだけじゃなくて弾いて弾いて弾きまくったから指が覚えてたりする。とりあえず何か弾いてと頼まれたら「17℃」かな。

とにかく1曲選べと言われたら「ナチュラル」か「昼グリル」で悩む。
高校生の時に、この歌詞を聴いて胸に突き刺さって以来、いまだに何かあると思い出す。それにしても、なんてマセガキだったんだろう。

「ナチュラル」
もう若くはない苛立ちを何処にすてようか
ああ まぶしすぎるその若さが 正直 淋しいから
さあ 白い湯気の向こうに立つ 誰かを愛せるか
まだ 自分さえも愛せなくて さまようだけがつらい


「昼グリル」
やさしそうなふりをして キズつけている
なくしそうなふりをして もらいすぎてる
聞きそびれたふりをして 聞きすぎている

苦しそうなふりをして 苦しめている
飲みすぎたふりをして 飲ませすぎてる
ふられそうなふりをして ふりすぎている

悲しそうなふりをして 悲しませている
足りなそうなふりをして もうけすぎてる
もてあましたふりをして 出逢いすぎてる



収録されている中だったら「サヴォタージュ」かな。

誰とでもいい 話がしたい
だけど話すことが何もない
結婚もする 子供もつくる
ありあまる情熱

力が欲しい ぬくもりが欲しい
この街をあきらめたくはない
ケンカもするし ダンスもおどる
変わらない情熱
ありあまる情熱


1曲だけってやっぱり難しい。
せめて1アルバムにつき1曲くらいにしてもらわないと。
それでも「AVEC」や「1234」だったら悩みまくる。
あんまり熱心なファンじゃない割に、1曲1曲の思い入れは深いのだった。

今回のライブも何となくプレリザーブで買っちゃって、
買った時は、「また何かあるのかなぁ」なんて書きましたけど、やっぱり今、ターニングポイントのようなものを迎えております。
恐るべし、大江千里効果?!
日曜日のZepp大阪を楽しみにしてます。