祈り

<Emmery Annexの過去ログ>

本当は、もっと前に「祈り」についてもう一度書きたいと思っていました。
書きたい、と思っているところに、「インナーメッセンジャー」も祈りに関するメッセージが届いたのですが、引用したいと思っていた別の本が見つからなくて、延び延びになってしまいました。

前に「祈り」は「意乗り」だと書きました。
この時は、自分の意志や希望を叶えることを念頭において書いていたような記憶があります。今回は、他者への祈りについて。

あなたが他者の幸福を願う祈りにはあなたが思っているよりもはるかに大きな力があるのです。それは実際に何かをしてあげるのと全く同じかときにはそれ以上の結果を引き出すのです。(7/15)
あなたの祈りはこの世界に愛をもたらそうとしている存在たちとっては大きな助力となるのです。ですから他者がどんな状況に陥っているとしてもその幸福を祈ることを諦めないでください。(7/16)
そして純粋に他者の幸福を心から祈る時、実際にはあなた自身の幸福を祈っているのだということを思い出してください。(7/17)


他者への祈りについて、今でもどうしても頭から離れないドラマのシーンがあります。それが、今回引用したかった1996年頃に放送されたドラマ「続・星の金貨」の最終話です。ノベライズを探していたのですが、見つけている時間の余裕が無かったので、私の記憶のままに。

北海道に帰ろうとするヒロイン、彩に対して拓巳が2つの箱を差し出し、
「この箱にはそれぞれ赤と白のバラの花が1本入っている。彩が取った箱の中が、赤だったら結婚しよう。もし白だったら遠くからお前を見守るだけでいい。」
と言うのですが、実は、2つ箱の中のバラは両方とも白なのです。
拓巳は、最初から遠くから見守ると決めて箱を差し出したわけです。
そして、彩が去った後、もう1つの箱を開けて白いバラを取り出しながら、
「愛することよりも強いものがある。それは『祈り』だ」
と、つぶやくのです。
このセリフは私の記憶のものなので、定かではないのですが、愛することよりも祈ることの方が強い、ということが強烈に今でも印象に残っています。
その時は、このセリフの意味がよく分からなかったのです。
もしかしたら、都合の良いようにセリフを書き換えて覚えているかもしれないですが、今回の一連のインナーメッセンジャーを読んだ時、ストンと落ちたのです。
あのとてつもなく悲惨なドラマのストーリーを知っていたら、意味がより分かりやすくなるのではないかと思うのですが、相手がどんな状況に陥っていたとしても、その幸福を祈ることを諦めない、そして純粋に他者の幸福を心から祈る時、実際には自分自身の幸福を祈っているのだ、ということをあのシーンは見せていたのだな、と、勝手に解釈しちゃってます。

とにかく「祈り」はパワフルです。
内容が散漫になってきてしまったので、また改めて「祈り」について書こうと思っています。

宇宙の月28日 KIN102/呼吸を解き放つ 白いスペクトルの風