カメレオン・ジャジカル・ライヴショウ@兵庫県立芸術文化センター

先週末の東京遠征から帰ってきた翌日から、会社の仕事でエライことが発生しまして、ブログもツイッターも全然、、な毎日でありました。
なので、1月16日に兵庫県立芸術文化センターで開催されてたカメレオン・ジャジカル・ライヴショウのレポが1週間遅れになってしまった。
大変なことがあった間に、記憶がかなり薄くなっていき、、
という訳で、書けるだけ書いてみましょう、な感じです。

f:id:Emmery:20161122204130j:plain

コンサート当日は、東京から西宮まで移動したのですが、米原地区の積雪で新幹線が1時間ほど遅れ、ROLLYは大丈夫かなぁ?と思いながら会場へ。
客層が前日とは全く違います。(当たり前だ)
漏れ聞こえてくる周囲の会話から、ROLLYファンが結構いた感じかな?

ステージ委マイクスタンドが二つ並んでいるのですが、そのスタンドの高さの違いから、高泉さんとROLLY用、それぞれあるんだな、と。
上手には、赤いソファが二つ並んでいます。
並んで座って何かするのかな?と思いながら開演を待ちます。

今回のバック・メンバーは、
竹中 俊二(g)、
林 正樹(p)、
クリス・シルバースタイン(b)

ライヴショウは、2部制。
第1部は、普通?のショウです。

まずは、高泉さんが登場。
白いワンピースにブーツ、ポニーテールというお姿。

1曲目は、Mal o Main
Jazzだから、ちゃんとアドリブまわしもあって、ちょっと耳がそっちの方にいってしまった私でした。

高泉さんが、Jazzを歌うことについてのお話。
子どもの頃、日本でのテレビ番組制作が追いつかず、外国からたくさん番組を輸入していて、ルーシーショーやエド・サリバンショーなどが好きで、その頃から外国の曲に自分で歌詞をつけて歌ってたんだとか。
大学時代の話など、とても興味深かったです。
ずーっとこういうスタイルでJazzを続けておられるんだなぁ。

2曲目は、LOVE
聞いていて、歌詞の付け方がドレミの歌を彷彿とさせます。
LOVEの本当の歌詞に近いらしい。

3曲目は、Come by me
Glory Glory Hallelujah
と歌っているのが、ROLLYにひっかけてあるんだな、とワクワクが募ります。
想像に間違いはなく、高泉さんが後半、
Come by me, ROLLY!!
と歌うと、ROLLYが登場です!

ROLLYは、昨日のパーマ姿とはうって変わって髪を七三になでつけて、メガネをかけてます。黒いベルベッド(多分)のスーツに、首には前日もつけていたネックレス
靴は、すーっごくヒールが高いやつ。

ROLLYを迎えての曲は、Just a Gigolo

曲の後、エノケンさんの話になりました。
ROLLYが、これまで憧れ目標にしていたミュージシャンの年齢を自分が追い越してしまい、自分がこれから誰を目標にしよう、と思った時、エノケンさんが目標になった、という話をしてました。ここで、前日すかんちのライブの最後に「老人になっても」と言ってた意味がちょっと分かったような気がしました。Luis Primaがハナ肇に似てるとか、そんな話もこの辺りでしてましたか。

Dinah
ディックミネさんとエノケンさんで、と言ってたかなぁ。
高泉さんとROLLYが1番と2番をそれぞれの歌詞で歌います。
ダイナがダンナになっちゃうのね。
以前も聴いた記憶あるなぁ、この曲。

トークの間は、二人とも赤いソファに座っていて、なんだかくつろいだ感じ。
お二人とも今日、新幹線で移動されたそうで、雪で1時間遅れたと。
二人だったから良かったよねぇ、って言っておられました。
これで10人くらいいたら大変だったかもって。

「リンゴの木の下で」もディックミネさんで。
「Lazy Bones」は、高泉さんが歌ってたかと。

最後は、「Minne The Moocher」
この曲は、もうROLLYのテーマ曲化して気がする。
女の奴隷に一目惚れして、、という歌詞が、実によく合ってる
っていうか、すかんちで言うところの「OK Baby Joe」の世界と思う。
そういや今回、デブデブデブって歌ってたけど、これまでみたいにそこで
クリス・シルヴァースタインさんを指さなかったような。

少し休憩があって、第2部が、カメレオン・ショウ。
1曲ずつ高泉さんとROLLYが交代で出てきて歌うのですが、1曲ずつ、
とあるキャラクターに扮して出てきて歌うのです。そのキャラクターはどれもこれも単純ではないので、1曲でよく着替えてこれるなーって感心します。

1曲目は、ROLLYから、LILI MARLENE
シャンソンで、反戦歌として有名な曲ですね。
母のライブでよく聴きます。
1945年、ナチス占領下の、、と、ROLLYの声が聞こえてきたので、昨日の「フローラ」の続きか?と思ってしまいそうでした。
少年兵が娼婦を相手に男になった。その娼婦の名は「リリー・マルレーン」
ROLLYは、黒いドレスに銀色でパーマがかかったロングのカツラをかぶり、その上にまた黒い帽子を載せて登場。
プログラムによりますと、ヘルガ、というキャラクターらしい。
途中で黒い帽子が落ちてしまったけど、また拾い上げてかぶって歌ってた。
三文オペラROLLYが娼婦を演じてたのを思い出しました。
ROLLYの女装(っていうか、ドラァグクイーンみたいなんだけど)アリだと思います。遠目だと妖艶に見えます。(近くだと、どうなんでしょうか。)

お次は高泉さん。山田のぼるというキャラクターで登場。曲は「モンパパ」
子どもが両親について歌ってます。お父さんよりもお母さんの方が背が高くて稼いでいるけど、お母さんがお父さんにベタボレで結婚した、みたいな、微笑ましい内容。

3曲目は、ROLLYが小野田さんというレゲエのおっちゃんに扮して「Sing」
プログラムには、小川さんって書いてあったけど、小野田さんって言ってたよなぁ。
ラスタカラーの毛糸の帽子をかぶって、ラスタヘアのカツラ。彼はホームレスなのかな。でも洋服がこぎれいで、育ちの良さを隠せない感じ。手には紙袋を持ってます。マクドナルドの廃棄処分品で食事をしようとして、フィレオフィッシュを食べるけど腐ってた、みたいな。マックともマクドとも言わず、マクドナルドと言ってたのがポイントかと。

高泉さんが、黒いドレス着て出てきたのが、「I won't grow up」 だったかしら。
ウェンディという設定です。もう、この辺りになると記憶が朦朧と。。

「The Man I Love」では、ROLLYがヨネヤマママオという舞踏家に扮して登場。
オカマの設定なのかしら。なんだか、本当にいそうで笑えた。

高泉さんが、アニタというキャラクターで「My Favorte things」
この曲は、前回のジャジカルでも歌っていた曲で、その歌詞のぶっ飛び方が今でも印象に残ってました。
ミルクをかけたスルメイカ
を始めに、あり得ない、どう聞いてもまずそうな取り合わせの数々(笑)を、
♪それが私のお気に入り
と歌うのです。そのヘンテコさ加減が、私もかなりお気に入りです。

ROLLYが色男に扮して歌うは、I don't know why
いかん、どんな衣装だったか失念。。
スーツっぽいのがあったような。。

高泉さんが宇野千代子に扮して「Picnic 」
ちょっと小うるさい感じのおばあさんなのが良い感じなキャラです。
♪丘を越え行こうよ~
ですから、Jazzなのかしらん、なんですが。

ROLLYによる「アベマリア」
白いつなぎっぽい服で、頭が昨日のパーマ姿、だったかな。

高泉さんによる「It's alright with me」

最後は、ROLLYも出てきて二人で「Mack the Nife」
ROLLYは、全身赤で太いベルトだったような。

アンコールの曲は、なんだったっけ。
ジャジカルのテーマとか言ってたような。知ってる曲だったのだけど。
そのアンコールでは、なかなかROLLYが出てこなくて、まさかお着替え?と思ったら、そのまさかのお着替えでした。
黒と白の大きな市松模様のつなぎなんですが、背中じゃなくて前がパックリと開いてるの。もう、ビックリです。おへそも見えてましたから、上半身がヌードみたいなもの。高泉さんもビックリというか、「さすがROLLY」と。笑うしかない感じでした。間近じゃないのだけど、私もなぜか目のやり場に困る、みたいな。

とにかく、観てる側にとっては遊び心満載で楽しいライブでした。
今年の年末だったかしら、兵庫県立芸術文化センターでアラカルトをやるって言っておられたかしら。アラカルトは、いつも年末で都合つかなくて行ったことないのですが、一度はアラカルトも行ってみたいなぁ、と思いながら帰途についたのでした。

あぁ、やっぱり早く書かないと忘れますねぇ。