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見合いおばさんがやってきた

お見合い


強力な見合いおばさんが我が家にやってきた。
彼女がやってくると聞いて
「こっちに何か用事があってついでなの?」
と尋ねたら、わざわざやってくるとのこと。

おばさんは、やってくるなり前の見合いを先方が断ってきたので、そのお詫び。
先方が私のどこがお気に召さなかったかというと、
別れ際に私が「お気をつけて」と言わなかったかららしい。
先方さんは、「これじゃ先が思いやられる」と思ったらしい。
はははーって、空笑いしたくなりました。
ま、あの時は気に入られないように、とにかく気が利かない娘を演じましたので、
それが功を奏したってところですか。

「あなたみたいな人を断るなんて、先方もちょっと変わった人だったから、
今度はもっと良い人を紹介してあげるから、あなたも頑張りなさい。」
だなんて、何を頑張るんだろう。。。

「次はもっと愛想良くなさいね」・・か。
最近でこそ私も丸くなって愛想良くなったけど、元々人見知りで愛想のないこと
この上なしだからなぁ。その上、気に入って欲しくない人に愛想を振りまくほど
親切でもない。

見合いおばさんは、相当私のことを気に入ってくださっているようで、
「本当に見れば見るほどきれいな娘さん。こんな上品でスレてない娘さん、
そうそう見つかるものじゃありません。」
みたいなことを繰り返し繰り返し言うの。
「きれいな娘さん」って言葉だけ、ありがたく頂戴しておくよ。

これまでにお世話をした人たちの写真やら、現在預かっておられる坊ちゃん、
お嬢さんたちの写真や釣書をしゃべりと共に、たんまりと見せてくれた。
「このお嬢さんは、結婚しませんわ」
といって見せてくれたのが、才色兼備とはこのことか!という美人さん。
学歴も素晴らしい上、ご自身で事業を起こしておられるの。
「女の人が事業なんて起こしたら結婚しませんわ。
あなたはそんなことしたらあきませんよ。」だってさー。
数年内には独立を考えている私は秘かに苦笑い。
「おばさん」と書いているけれど、かなりの高齢なので「おばあさん」ですね。
だから時代のことを考えたらそんな考え方で仕方ないんだけどさ。

まぁ、話を聞いていたら、おばさんの預かっておられる方々は、みなさま
資産をお持ちの家ばかりで私とは階級が違いますわ。
話を聞けば聞くほどゲッソリしちゃった。
「親が死んでもあなたがたに残すような財産は我が家にありません」
と言われて育ってきた私には世界が違いすぎる。
好きになってしまった人がそういう階級の方、とか、
最初からハイパーガミー、いわゆるセレブ婚したい人なら良いでしょうけど、
そうじゃないのに、なじぇ?

Annexで自分が書いたことをおまじないのように心で唱えながら、
アルカイックスマイルをキープし続けて3時間お話を聞き続け、
お帰りになった後は、かなりストレスがたまってしまったみたいで、
胃がキリキリと痛んだ。