原信夫とシャープス&フラッツ@フェスティバルホール

11月24日に、フェスティバルホールにて、父といもーとちんと共に、原信夫とシャープス&フラッツのコンサートを鑑賞。
オーナーの原信夫の引退公演のツアーでもある。そして多分、これが改装前に私が行く最後のフェスでの公演。

この3年ほど、毎年シャープス&フラッツのコンサートを見に行ってるなぁ。父のご相伴にあずかって、なんですが。去年の春、シャープス&フラッツの結成55周年に行って、55周年か!って思ってたのですけど、原信夫さんは御歳82歳。でも、そんな歳になんて全然見えない。確か、トゥーツ・シールマンスも同じくらいの年齢なんだけどね。

 

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一部は、見砂和照と東京キューバンボーイズと「ラテンとジャズの響宴」
緞帳が上がってビックリ。
半分が赤い衣装を着た東京キューバンボーイズの人たちがズラリいて、
半分が白い衣装を着たシャープス&フラッツの人たち。
キューバンボーイズの方が人数が多くて、こちらはパーカッション部隊もいるから、ゴージャス。
一つの曲を、シャープス&フラッツがスウィングで、キューバンボーイズがラテンで、というように、スウィングがパチン、パチンと切り替わり、
同じ曲がいろんな表情を見せるのが興味深かったです。
切り替わるだけじゃなく、最後はミックスされるのです。
「Tea For Two」や「シャレード」といった超有名曲も非常に斬新に聴けて目をパチクリ、いや、耳がたつっていうのかしら、とにかくスゴイ!って感激してしまった。
で、こういうのを聴くと、とりあえず指揮者病っていうんですか
「ハモソでできへんかなぁ??」と考え出してしまうのであった。
二つのビッグバンドが同じステージでそれぞれの指揮者の指揮で同時に演奏しているってのは、なかなか見ることができないんじゃ?
と思いました。エエもん見聴きした~

二部は、「シャープス&フラッツ ベスト」
原信夫さんもサックスを持って参加。
1曲目は定番中の定番、「Take the "A" Train」
最後、シャープス&フラッツのメンバーがステージの前に一列にズラリと並んでの演奏は圧巻でした。
とにかく有名な曲のオンパレード。
帰れソレントへ」「アランフェス」とか、異国情緒漂う曲も。
「アランフェス」はハモソで演奏したことあったので、ふと当時のコンサートを思い出してしまいました。
で、ついつい、コンサートを見聴きしながら、ハモソでやるなら。。
と、セットリストを頭の中で組み立てておったのでした。
今度、別エントリで発表してみようかな。

アンコールでは「Sing Sing Sing」と「It's a small world」
「Sing Sing Sing」は、映画「スウィングガールズ」のおかげでまた流行ってますものね。映画の中では、最初、観客は表で拍子をとっていて、「ジャズは裏で拍子をとるんだ」って裏で拍子をとるようになりますけど、会場は最後まで表で拍子をとってる人が多かったなぁ。。
ま、そんなもんです。
「It's a small world」の後は、シャープス&フラッツのテーマ
っていうのかしら、いつものテーマを演奏しておしまい。
原信夫さんは、最後の最後までダンディですてきなジャズメンであらせらりました。
で、やっぱり、私のジャズの原点って、父が休みの日に聴いてたスウィングなんだわぁって思ったのでありました。

セットリストはこんな感じ↓

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