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あせり〜彼女はもうすぐ35歳

タイトルは、思いつくままに。
なんとなく曲のタイトルっぽいかな、なんて。
「彼女」なんて書いてるけど、他人のことじゃなくて自分のこと。
こんなことをアップしてしまうのは「働きマン」を見たせいかも。

もうすぐ35歳になる。
四捨五入したら40歳になるせいか、
30代半ばという年齢に自分の気持ちが追いつかないせいか
ちょっと焦りがある。

10代や20代の頃、35歳っていったら立派な大人だと思ってた。
岡村ちゃんは「聖書」で
♪なんで35の中年と恋してる
と、35歳のことを「中年」と歌っている。
そういえば10年ほど前に「Age, 35 恋しくて」というドラマがあったな。
再放送か何かで少し見たことがある。
35歳って結婚して子どもがいて当たり前だと思ってた。
それなのに、まだ独身でいる自分。
今年は結婚したいと思って、年の始めに宣言したのに、
相変わらず結婚の気配がない自分への焦り。
少しでも前進したならいざ知らず、前進どころか後退しているかもしれない
前に進みたいのに、その場で足踏みばかりしている自分に
苛立ちを覚えることしかできない一年が過ぎ、また一つ
歳を重ねようとしている。

こんな焦りを感じるのは初めてではない。
記憶を辿っていくと30歳になろうという時期を思いだした。
ちょうど5年前、か。
29歳から30歳になるなんて、ただ一つ歳を重ねるだけ。
そんな風に思っていたけれど、実際に30歳を迎えたら、
「このままではダメだ」
という思いと共に焦りでいっぱいになったのを思い出した。
あの時も、その場で足踏みをしていた。


いや、30歳を意識していた訳ではないけど30歳になる半年ほど前から
自分のキャリアのことで悩み始めるようになった。
その当時の会社にずっといても、キャリア・アップははかれない。
そんな風に思っていた。
その気になれば、その会社でも打開策はあったハズだと今は思う。
でも、その時はそんな気分になれなかった。
アメリカから帰国して3年が過ぎ、自分の中から英語が消えていくのが
実感として湧いてきて、このままじゃアカン、英語を使う仕事をしたい、
そう思うようになった。
このままここにいても、頭打ちするだけ、と。

そして仕事を探し始めたけれど、社会に出るのが遅く、転職に有利に
なるようなキャリアを一切持っていなかった私にとっては、
なかなか厳しいものがあった。
「早く、早く次に行きたい」
気持ちばかりが焦ってた。
「神さま、もうこの段階は十分です。次に進めさせてください」
って、どれだけお願いしたか分からない。
でも、何かに阻まれたようにせき止められて、何をしても前に進めず、
その場で足踏みをしていた。
そして、そんな自分に対して、ずっと苛立っていた。
次に進めないまま、契約更改して、当時の職場で腐っていた。
どこか自暴自棄な日々を過ごしていた。
・・・今と同じではないか。

腐っていた私に手をさしのべてくれたのは、あなただった。
私が腐ってるのを知っていて、ではない。
その時のあなたの思惑に、私がはまっただけだ。
でも、結果的にその時の私の苛立ちや焦りを抱えてはいたけれど、
同じ空間で動いている時は、それを忘れさせてくれたのだった。
前に進めずジリジリとした時間は、当時の私にとって、
とても辛かったけれど、今思えば、とってもとっても大切なものを
私にプレゼントしてくれた。
あの時期があったから、前に進めずその場で足踏みしていた
その場所にあなたがいたから、そこで濃密な時間を一緒に持てたから
今の、今の私がいる。
そう言える、素晴らしいchemistryを体験した。

あの時、30歳になって焦っていたけれど、
年を越えたら、導かれるかのように今の会社に転職が決まった。
「英語を使った仕事をしたい」と願っていた私にとって、
完全にその願望が叶った、いや、叶いすぎたような。
それはまた、憑き物がとれたみたいだった。
これがタイミングというものなのだろう。
無我夢中で働いているうちに時が過ぎ、
今度は別の理由で焦りを感じ始めた時、あの時と同じように
あなたはまた私の前に現れたね。

「私、今年の12月に35歳になるのよ」
って言ったら、
「あの頃『もうすぐ30歳になる』ってよく言ってましたよね」
と返されて驚いた。そうか、そんなこと覚えてなかったよ。
自覚してなかったけど、口にしてたんだ。



あの時、何をしてくれるんだ、どうして私の前に現れたんだ、
そんな風に思ったけど、会えてなかったら、今、私はもっともっと
自分に囚われて迷っていたかもしれない。
盲目状態だった私の目に光を当て、視界を明るくしてくれた。
今、前に進めずに苦しい時を過ごしているけれど
後で振り返ってみたら、とっても大切な日々を過ごしているのかもしれない。
5年前みたいに、年があけたら何かに導かれるかのように
いろんなことが展開して、今の苦しさが笑えるようになるのかもしれない。


所詮ヒトは、過去を変える力を持ち合わせてはいません。
ヒトが変えられるのは少なくとも、未来だけなんでしょう。


そう書いてくれた。
意識をしたことなかったけれど、
あぁ、確かにそうだね。
「過去を変えることはできない。
私たちが変えていけるのは未来だけ。」
何度も何度も、その言葉をくり返し、繰り返し
胸に刻みながら、私は足踏みをしているよ。
今の自分を変えることができるのは、他の誰でもない
自分しかいない、ということも分かっているから。
どこかのタイミングで道が拓けることを信じて、
ひたすら足踏みをしてる。



どんなに遠く離れていても、
本当はとっても近くにいるのに会えないだけでも、
考えたくないけど、この先もう二度と会えないとしても、
互いの人生がクロスすることがないとしても、
あなたは、私にとってかけがえのない人。
もう二度と、忘れようなんて思わない。
私にとって大切な一人であり続ける。
大切な大切な宝物。
ありがとうね。
存在そのものに感謝を込めて。