朔風払葉/橘始黄

<Emmery Annexの過去ログ>
またもや暦さえもすっ飛ばしそうになってしまいました。。
なぜこんなに気持ちに余裕がないのか悲しくなるくらいです。。

さて、気を取り直して。。

今年の11月27日は小雪の次候の「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」
朔風(さくふう)とは、北風のこと。
「朔」は、「月」と元へ戻るという意味の部首からできており、
月が闇夜からよみがえっていくことをあらわしているそうです。
そこから「はじめ」という意味で使われるようになったのだとか。
十二支では「子」が一番はじめで、それが北に記されることから
「朔」は「北」のこともあらわし、「朔風」とは「北風」となるだそうです。
つまり、「朔風払葉」とは、北風が木の葉を払いのけるという意味です。言われてみたら、風が吹いて木々の歯が落ち葉となって舞ってる様が見られるようになりましたね。

12月2日は、末候の「橘始黄(たちばなはじめてきなり)」
常緑樹の橘の実が黄色く色づき始めるという意味です。
橘は、日本原産とされる唯一の柑橘類らしいのですが、実はすっぱくて食べることはできないのだそうです。未だに本物を見かけたことがないのでどんなものだろう?と興味津々です。日本の柑橘類というとみかんを思い出すのですが違うのですね。
じゃ、温州みかんなどはどこのものなのかしら。。と思いました。
みかんは英語では「マンダリン・オレンジ」だから中国のものなのでしょうか。

倍音の月18日 KIN78/秩序を超える 白い宇宙の鏡