背広の人たち

会社で背広の人たちが増えている。

それって普通じゃない?と言われそうだけど、私の会社は制作会社ゆえ、服装自由。
しゃちょーと取り締まられ役は、さすがにネクタイを締めていたりするけど、彼らとて、キチンとした?服装で会社に来るようになったのは、この数年のことであって、私が面接を受けた6年ほど前は、
「どこか山にでも登りはるんやろか??」
と思ってしまったようなシャツだったり、ポロシャツだったり、なんせ、誰も背広なんて着てなかった。

ここにきて、背広で働く人たちが二人ほど増えた。
男の人が入っていても、初日はスーツでも翌日くらいからカジュアルで出社してくるのにそうじゃない人が出現したのだ。

一人は、営業職で入ってきたからだと思う。
最近でこそ慣れたけど、最初の間は皆の目が慣れなくて
「いつになったらカジュアルで出社するんやろ?」
と、ヒソヒソ声が聞こえてきたものだった。
今はもう、すっかり慣れちゃったけどね。
もう一人は、産休に入るマネジャ嬢の産休要員予定の新人くん。
彼は多分、前の会社の時と同じなんやろなぁ。
皆が背広で働いている会社なら、ごくごく普通の格好で、カバンだってありきたりのものなんだろうけど、うちの会社でその格好は、とってもとっても浮いてるんですけど!!!
ま、まだ入ってきて1週間過ぎてないしね。

これまで女子ばっかりだった会社に男性がジワっと増えてきて、なんだか不思議な感じがする。

そして、早速にも、私が新人くんの世話を少しすることになり、私は超クールな顔をキープしていたのだけど、
「・・私、ちょっとこの子、苦手かも(><)」
と思ってしまった。
悪い子じゃないんですけど、入る前から、しゃちょーに
「バシバシしごいたってね。」
と言われてたけど、なんか、なんか。。
もわっとおとこくさいにおいがするっていうの?(敢えて平仮名で書いてみた)
あ、ちょ、ちょっと私、ゴメン(><)、みたいな。
とはいえ、そんなこと言っておれないから、何事もないかのように、いつものクールフェイスで貫いたんですけど。
自分とこのチームじゃないからいいけど、とか、思いつつ。
明日は、シトラス・ヴァーベナを振りかけた団扇をパタパタさせながら話をしているかもしんない。すまん。
うちの会社の男子は一番若くても32才かな、しかも、女子と混じってても違和感なくすごしちゃう草食系だったりするし、常日頃は女子ばっかりで仕事をしている私には、君みたいに若くて他業種から来た人の発するナニカにむせそうになるのだ(T^T)

私のチームは男子禁制じゃないけど、女子のみ。
何度か男子が入ったこともあったのですけど、短期でさよ~なら~
(最初から短期の契約で、延長はしてもらわなかった)
ニガテだとか、なんだとか、職場で言ってたらアカンのですけど、上司もチームに男子が入るのは好まないので、しゃちょーから
「そんなワガママはダメ」
と言われるけど、チーム増員話があったら
「女子でお願いします」になるのでありました。
ま、当面、チーム増員なんてしてる余裕ないから良いけど。

と、すっかり会社の中でお山の大将化しているワタクシのつぶやきでした。