映画「SPIRIT」の周辺

先日、映画「SPIRIT」を見にいったというエントリをアップした後、気になる話を目にしました。

この映画は中国とアメリカとの合作ですが、日本での公開では、エンディングでオリジナルの主題歌が流れず、日本のアーティストの曲が流れます。そのことが、数々の映画ファンや、オリジナルの主題歌を歌っていたジェイ・チョウ周杰倫)ファンの人たちの反感をかっているというのこです。

映画のエンディング・テーマというのは、その映画の一部であり、見た映画の余韻を残してくれるものだと思っている。エンディングを聴きながらクレジットを眺めて、その映画の余韻を楽しみつつ映画の世界から徐々に現実に戻っていく為のものだと。

「SPIRIT」では、日本のアーティストの曲がかかったので、映画の余韻を楽しむどころか、いきなり映画の中から現実世界に引き戻されてしまったような、そんな違和感を持った。良い映画だったのに、エンディングが残念だったな、と思っていた。だから、オリジナルの主題歌が流れず、日本独自のイメージ・ソングが流れたという話を知って合点がいった。


こう書くと、日本版の主題歌を担当したアーティストをけなしているように聞こえるかもしれないけれど、そうではない。ただ、オリジナルをさっくり消してさしかえてしまうってのはどうかなぁ、と思った次第。

こういうことを知ったからといって、映画「SPIRIT」そのものの評価が下がることもありません。心洗われる良い映画です。

ちなみに、映画「SPIRIT」の日本上映で、オリジナル版の上映を願うブログがあります。興味があれば、こちらをどうぞご覧ください。

SPIRITの魂はジェイ・チョウの霍元甲にある