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壊死

コイバナかもしれない

少し前まで私の心模様は
「あなたが気付かせた恋が あなたなしで育っていく
悲しい花をつける前に 小さな芽を摘んでほしい」
という、ポルノグラフィティの「ジョバイロ」の歌詞そのものだった。
今はちょっと変わって「サウダージ
どっちにしたって、叶わない恋に違いはないのだが。

私は私と、はぐれる訳にはいかないから
いつかまた逢いましょう。その日までサヨナラ恋心よ


最初の歌い出しに、心がわしづかみにされてしまった。
そう、私は私とはぐれる訳にはいかない。
いつかまた逢えることを信じて、その日まで恋心とお別れしましょう、と。

涙が悲しみを溶かして、溢れるものだとしたら
その滴も、もう一度飲み干してしまいたい
凛とした痛み胸に 留まり続ける限り
あなたを忘れずにいられるでしょう


最初から自分の立場がいかなるものか分かっていて、
気持ちを押し殺しているうちに、抑えることができなくなり、
そんな自分がバカだと思いながら、予測された通りの成り行きに、
やはり胸は痛んで何度も泣いた。
もうダメ、今度こそダメ、そう思いながら、切ない涙を流した。


時を重ねるごとに、ひとつずつあなたを知っていって
さらに時を重ねて、ひとつずつわからなくなって
愛が消えていくのを、夕日に例えてみたりして
そこに確かに残るサウダージ


時を重ねながら、コミュニケーションを重ねながら、
ひとつずつ彼のことを知っていった喜びは虚ではなく現実だった。
でも、さらに時を重ねて、ひとつずつわからなくなっていった。
彼のことを分かっていたつもりで、実は何も分かってなかったのかもしれない。
でも、愛が消えたとは思わない。
ただ、その「愛」の前に「恋」が一方通行だっただけ。

想いを紡いだ言葉まで 影を背負わすのならば
海の底で物言わぬ貝になりたい
誰にも邪魔をされずに 海に帰れたらいいのに
あなたをひっそりと思い出させて


毎日毎日、心通わせていろんな想いを紡ぎあった言葉で満ちあふれたメールたち。
それは、確かに輝かしい時期があったという証拠。
その輝かしさはそのままにしておきたいと思う。
あぁ、今回ばかりは本当に、ひっそりと目の前から消えてしまいたいと思う。
でも、それさえも許されない。
これは、落ちてはいけない恋に落ちた罰ゲームなのかもしれない。

諦めて恋心よ、青い期待は私を切り裂くだけ
あの人に伝えて・・寂しい・・大丈夫・・寂しい


微かに期待したことは何度もあった。
けれど、その期待はことごとく打ち砕かれ、涙に暮れる結果となった。
そのたびに、もう諦めようよ、と言い聞かせた。
それなのに、時折、何かを埋めあうかのようにメールが行き交う時がある。
そしてまた淡く期待を抱いてしまって、切り裂かれて。
この歌詞のまんまだよ、本当に。

繰り返される よくある話
出逢いと別れ 泣くも笑うも好きも嫌いも


そう、これは何度も繰り返されるよくある話。
出逢いと別れ 泣くも笑うも好きも嫌いも。
これからもきっと。