乗り越える力

<Emmery Annexの過去ログ>

本日のインナーメッセンジャーから

あなたが完全に守られているというのは危機に遭わないという意味ではありません。たとえ危機に陥ってもそれを乗り越える力が必ず与えられることを意味しているのです。

アメリカの同時多発テロで夫を亡くされた杉山晴美さんが書かれた「天に昇った命、地に舞い降りた命―「9・11テロ」で逝った夫へ、残された子供達へ 」を原作にしたドラマでまったくその通りのセリフだったかどうかは定かではありませんが、
「神さまは、乗り越えられないような試練をお与えにならない。」
と言うシーンがあったと記憶しています。
涙なしには見ることができないドラマでしたが、彼女のセリフには特に胸をつかれました。

私自身が当事者であったこともあり、ライフワークとして、とある事件の被害者(以下、サバイバーと記載します)の方と関わる活動をしています。パニックに陥っていたり、PTSDで病院やセラピーを受けておられたり、そこまでではなくとも今、まさに精神的に辛い状況方におられる方に容易には言えないですが、仲間も含め多くのサバイバーの方を見ていたら、
「乗り越えられない試練が与えられることはない」
と実感します。

バイバーの方が、危機を乗り越えている過程で失っていたご自身の光を取り戻される瞬間が必ずあります。その人によって、そこに至る時間は様々ですが、再び、光を取り戻して輝き始める様はとても神々しく、この活動に関わっていて良かった、と私自身も感じる瞬間です。

そして、みなさん同じセリフではありませんが、
「事件が起こった時、神様に見放されたと思ったけれど、どんなことがあっても、どんなに時間がかかっても、乗り越えられない試練が与えられることがない。私は事件からこれまでの過程を通じてそれを学びました。」
といったようなことをおっしゃいます。

これからどんな危機や試練が待っているか分かりません。
先のセリフを言えるようになった後でも、そのセリフを撤回してしまうような事態に陥ってしまわれる方がおられるのも事実です。それでも、一度
「乗り越えられない試練が与えられることはない」
「自分にはどんなことでも乗り越えるだけの力がある」
ということを学んだ方は前よりも確実に強くなって対峙される、そんな気がします。

一度に多くのサバイバーの方とお会いする機会があったばかりなので神妙な気持ちでメッセージを読んでしまいました。本日は、少しばかり主観が強くなりすぎたかもしれません。

宇宙の月14日 KIN88/芸術を生み出す 黄色い惑星の星