寒露

＜Emmery Annexの過去ログ＞

10月8日は二十四節気で「寒露」です。
暦便覧には「陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也」とあります。
寒露とは、この時期の野草に宿る露のことをさします。
秋の深まりを感じさせますね。

七十二候では、初候の「鴻雁来（こうがんきたる）」
北の国から雁が飛来し始めるという意味です。
4月の「鴻雁北（こうがんかえる）」で、北に帰っていた雁が再びやってきます。

雁は、遠く彼方の人の音信を伝える使者と考えられてきた歴史があるそうです。
秋に飛来してきた雁は、くわえてきた止まり木用の木ぎれを海岸に落とします。
春に再びくわえて帰る時、残された木ぎれの数は生きて帰れなかった雁の数だと言われています。津軽の浜人はこれを拾ってお風呂を沸かし、死んだ雁の供養としたそうです。

ちょうど秋の連休ですね。
私の住んでいる地域は、秋祭り真っ盛りで、楽車を曳くかけ声が聞こえてきます。せっかくのお祭りなのに、土砂降りの雨降りで、残念だなぁ、と思っています。

電気の月19日　KIN178/秩序を実感する　白い太陽の鏡