NO NO YESGIRL

ふと、KANの、しかも古い古い曲がいくつもいくつも頭の中で流れ出した。
それも、好きな女の子には彼氏がいたりして、仲良しでも
境界線を踏み出せない曲ばっかり。

さみしそうな声で 海が見たいの
おれにまかせろよと むりをしょうちで
くわれっぱなしのDinnerとGasoline
好きなら好きと 言えぬ君が好きだよ
そろそろとばせよ Timely Hit
言っちゃおしまい? 終わればいいさ
はやくしないと 最後まで彼女のDriver
(NO NO YESMAN)


あの頃の彼の歌は、別の男性が好きだったりつきあったりしてる女の子を
好きになってしまって、彼女の前で強がってるような歌が多かったような
そんな気がする。


夜中の長電話
「またフラれたの」と
つけこむ隙はあっても
痛むよ胸のうち

ほかの誰よりも
きみをわかるけど
相槌うつしかなくて
そして「おやすみ」
(きみを想う夜)


こんな瞬間ってある。
話を聞きながら、隙あり!と思うけど、胸に苦み走って行動に移せず
相槌うつしかない時。
私って、悩みきかせりゃ 右にでるものNobodyなのかしら、
などと自虐的に笑ってみたり。

好きな女の子をデートに誘っても、
身ぶり手ぶり ほんとに楽しそうに
いっしょうけんめい ぼくに話すから
練習してきた 大事な台詞も
とても言えそうにないね 今夜
ちょっと喋りすぎだよ ボーイフレンドの話
笑ってきけるほど お人好しじゃないよ
(健全 安全 好青年)


なんて、ほんとのぼくをわかってくれてないんだよ、と思いつつ
君の日記に今夜ぼくはどんなふうに書かれるんだろう、と気になったりする。
強く出たいと思って出ることができなくて、強く出てしまったら
少しあせりぎみだったぼくが悪かった
あやまるよ

になったり。

なんかそんな妙に手をこまねいてるじれったい感じが
「そうそう、そうなのよねぇ。。。」
と我が身を振り返って思う。それも過去形じゃない。

ああ君が好き胸が痛い
きっと最後は君といたい
平気な顔のぼくの泣きそうな孤独を

ああ 君はまだぼくを
ああ 君は知らない
(君が好き胸が痛い)