エアーなんとか

すっかり習慣となりつつある週末のお茶のお稽古に行った時のこと。
前回一緒になった女子高生と、また同じ茶室でのお稽古となりました。
今回は私服だったため、またイメージが全然違ったけど、やっぱり今時の
女の子だなぁって思わせる格好でした。

私は炉の平点前の最後の稽古で、彼女は割り稽古2回目。
先に私がお茶を点てた後、一緒に割り稽古をしました。
彼女は少しお茶を習っていたことがあるから、ふくささばきも
全く問題なく、さくさくやっていけます。
私も同じく経験者だから、全くの初心者と比較したら、
スムーズに動けるので、お稽古も流れるように進み、最後に
足の動きということで、お点前の間の茶室の入り方、歩き方
といった練習をしました。

足の動きの稽古は、実際にお茶碗を持ったりすることなく
水差しや建水などを持ってるつもりになって水屋と茶室を
行き来します。実際には持ってないけど、持っているふり。

「何も持たずに持ってるふりしながらの練習が一番難しいよね」
って先生が言いました。先生の先生は、道具なしでお点前の稽古を
よくされる方だったそうで、「道具のないお点前は、真剣に気をいれて
やらないとお茶がたたないから、道具があるより難しい」と言って
おられたのだとか。

確かに、道具なしでお点前の練習をするのは、いつも以上に
気を回さないといけないから難しいですね。
そんなことを思いつつ、道具なしのお点前って「エアーお点前?」
なんて、くっだらないことを考えてしまったのでした。
場が場なので、口には出さなかったけど。

平点前のお稽古が終わって、次からは棚を使うらしい。
このところ3回連続で土曜日の同じ時間帯のお稽古を予約してたけど
来週はいっぱいで予約がとれなかったので、2週連続で一緒になった
女子高生の彼女とも同じお稽古にはならないな、きっと。
そしてふと、私と彼女の年齢差が倍あることに気づいて
ちょっとばかし、ショックだった(笑)