10 Years BOOK編

引き続き、10年前の大学卒業時に作成した質問集から。
このblogに設定したカテゴリにあてはまるもので
過去を振り返らせてください。
(誰にお願いしているのだろう。。)

お勧めの本は何ですか?
女性作家が私の読書のほとんどをしめている。
森瑤子を敬愛している。彼女の本なら何でもオススメ。
強いて挙げるなら「香水物語」
海外旅行に行く人は(行かない人も)、出発前に「親しき仲にも冷却あり」
彼女の本を数冊読めば、以下に私が影響を受けているか分かるでしょう。
嫌がられるのは承知で、フェミニズムに関心がある。
上野千鶴子江原由美子はアイドルである。
楽しく読めるのは小倉千加子「アイドル時代の神話」
最近注目している作家は、松浦理英子斉藤綾子江國香織
それから斉藤澪奈子「超一流主義」は面白い。(女の子に限る)
あと、雑誌ジャンキーでもある


通学時間が長かった(2時間強)ので、本や雑誌は常に携帯してました。
最近は、あまり小説を読まなくなったなぁ。。
本はよく買うし読むけど、専門書と雑誌がメインになりました。

森瑤子は、思い出したように読みます。
9冊ある自薦集を1巻だけ買い損ねました。
文庫はほとんど持ってます。
大半は持ってない本リストを作ってマメに天牛の中古で見つけて買いました。
高校生の頃に森瑤子にはまり、高校から大学時代にむさぼるように読みました。
1993年7月6日に彼女が亡くなった時は、身近な人が亡くなったかのような
喪失感を味わったのを覚えています。

あの頃は、上野千鶴子江原由美子がアイドルだったんやなぁ。
今は、上野千鶴子小倉千加子がアイドルです。
とある時、上野千鶴子小倉千加子の2人の対談のチケットを入手して
彼女たちの話を聞いてたら、幸せのあまり鼻血がでそうになりました。
後ろを向いたら、自分の後ろの席に遙洋子が座ってて、更に頭に血が上りました。
この対談は後に「ザ・フェミニズム」という本になったので、更に幸せになりました。
でも、「結婚の条件」は、まだ買ってもいなければ、読んでもいません。
江原先生は、嫌いになったんじゃなくて、図書館に足を運ぶことが極端に減って
書店で買うには高く、中古でもあまりお目にかからないからです。
ラディカル・フェミニズムに共感したんで江原先生が好きでした。
上野先生は、マルクス主義フェミニズムと言われて、
マルクス主義フェミニズムとは?」みたいなものを読むと
うーむ。。と思うけど、上野先生の主義主張はおもしろい。
遙洋子が東大にケンカを学びに上野先生のもとに通ったり、
笹野みちる女性学をもっと学びたいと江原先生のいる大学院を受験したり、
女性の芸能人でフェミニズムに関心を持つ人がいて、
それを公言する人が出てきたのに時代の変化を感じた10年です。
自分と同じ世代では、LOVE PIECE CLUBの北原みのりさんが
小気味よくフェミニズムを語っているし。
飛躍的に変わることはないですけど、人の意識は少しずつ変わっています。

斉藤澪奈子さん、若くして亡くなってしまいましたね。
「超一流主義」は、お金の無いときにBOOK OFFで売ってしまいました。。
岡崎京子さんの4コママンガ付だったのだけど。

斉藤綾子は、読まなくなったな。
小説そのものを読まないせいだけど。
亀山早苗と南智子と出した「男を抱くということ」が最後、か。

江國香織松浦理英子も、今でも大好きだけど、
相変わらず図書館で借りるアイテム止まり。
(もともと小説は買わないんだもん)