皇大神宮にて

<Emmery Annexの過去ログ>
一つ前のエントリで禊ぎの話をしましたので、引き続き伊勢の話をしましょう。

伊勢旅行の締めくくりは皇大神宮(内宮)の正式参拝でした。
初日は夕方でしたので、何となく重い感じがしたのですが、今回は午前中だったので、とても清々しい雰囲気でした。神社に行くなら午前中に、という意味が良く分かりました。

伊勢神宮の正式参拝は、正装ではないと受け付けてもらえない、
ということで一同、お互いに見慣れない(氣功教室の仲間ですから)姿で参拝となりました。

他の神社と違ってお宮の中に入れたりせず、外からのお詣りで、しかも、とっても簡素なものでした。正式参拝の前に、禊ぎをしたせいかもしれませんが、これまで体験してきた正式参拝とは違って、身も心も引き締まる思いでした。

お祈りをするために目を閉じた時、柔らかで明るい光が降り注いできて、
あぁ、確かに神がおわす場所だ、と感じました。
「ありがとうございます」
「いたらない私をお許し下さい」
といういつもの祈りの言葉以外に、ここでもやはり普段の自分では考えられない祈りの言葉が心の底から湧き上がり、頭で驚きながらも心の底から湧き上がるままに祈りの言葉を捧げました。

ここに神がおわす。それもこの国を支えている神が確かにおわす。
なんてありがたいことなのだろう。
この時代の日本に生まれ、今ここで神の存在をしかと体感している。

心の底から感謝の気持ちが立ち上がってきて、涙が流れるようなことはなかったですが、心から自然と湧き起こる感謝の気持ちは、こんなに心地良いものなのか、と驚きました。
伊勢神宮というと右寄りかと思われそうだけれど、右も左もない。そこには確かに私たちを支え続ける神がおわす。そのことに心から深い感謝の気持ちが溢れるという体験が私は本当に幸せだと思います。

電気の月11日 KIN169/流れを越える 赤い宇宙の月